夏の訪れを告げるホタル。令和5年の鑑賞シーズンは終了しました。
「ホタルの里」として知られる旭志では、各地でホタルが乱舞していました。新型コロナウイルス感染症の影響で、同地域では3年連続で鑑賞の自粛。今年はカップルや家族連れなど多くの人でにぎわい、幻想的な光のショーを楽しんでいました。
今年の見ごろは終わりましたが、地元の保全活動は年間を通して続けられています。ホタルの幼虫が食べるカワニナに野菜や果物などの餌を与え、水がよどまないように川の草刈りも欠かせません。鑑賞シーズンの交通整理も地元が担っています。
「高柳ホタルを育てる会」の稲葉一義さんは「4年ぶりに、多くの人たちにホタルを見せることができてうれしい。来年も『きれいだった』と言ってもらえるように頑張るよ」と話します。旭志では、来年に向けて早くも準備を進めています。