旭志・妻越地区の新彦神社(あらひこじんじゃ)で絵馬が奉納されました。
宮の活動の活性化や新型コロナウイルス感染症の収束、自然災害からの早期復旧を願い、坂田正邦(さかたまさくに)さん(妻越)が提案。泗水出身で九州産業大学造形短期大学部に通う上村真琴(うえむらまこと)さんが2週間かけて制作しました。
絵馬の内容は阿蘇五岳の涅槃像を背景に白と黒の馬が向かい合っているもの。馬はもともと神様の乗り物であり、馬を奉納する代わりに絵に描いた馬を奉納したのが絵馬の始まりと聞いた坂田さんが、上村さんの作品を見て制作を依頼。背景の阿蘇五岳の涅槃像は、新彦神社が阿蘇神社の系列であることから絵馬に含めたそうです。
当日は地元住民16人が参加。北宮阿蘇神社の宮司によるお祓いのあと、神社の壁面に絵馬を取り付けていました。
参加した本田哲裕(ほんだてつひろ)さん(妻越)は「今年は新型コロナウイルスや豪雨災害など、今までにないことが起きている。集落でも人口が減ってきていますが、集落の環境を整え、地域繁栄のために集落の活性化や美しい農村風景を守っていきたいですね」と笑顔を見せました。