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菊池で採れたムラサキで染色体験(R7.11.28)

2025年12月15日

 菊池南中学校環境委員会の1~3年生40人がムラサキという植物を使った伝統的な染色に挑戦しました。


 ムラサキは白い花を咲かせる多年草で根にシコニンという色素を含み、飛鳥時代から貴重な紫色の染料や薬の材料として大切にされています。

 ムラサキが奈良時代に菊池地域に自生していたという書物を発見し、坂本博(さかもとひろし)さんや村田達郎(むらたたつろう)さんが主となりムラサキを復活させようと6月に旭志の畑で苗の植え付けを行いました。夏の猛暑を乗り越えた5割が生育。今回はその根を使用して染色しました。

 同校でも、3月に坂本さんらが講師として訪れ、ムラサキの栽培を開始。同様に5割ほどが生育し、根を張りました。


 授業では、三池哲子(みいけてつこ)さん(川下)が道具を見せながら染色の工程を説明した後、生徒が実際に持参したハンカチを染色しました。ムラサキの他にも玉ねぎの皮での染色体験も行い、昔ながらの染め方を勉強。村田さんからはムラサキの歴史や旭志でのムラサキの栽培結果などの説明もありました。


 坂本さんは「市内の学生に栽培や染色を伝えることで、菊池のムラサキを次の世代に継承していきたいです」と話しました。


▼ムラサキの染色液にハンカチを浸す生徒

染め   


 

▼染め方について説明を受ける生徒

説明   


 


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