本年度、熊本県租税教育推進協議会・菊池市租税教育推進協議会から「租税教育実践校」の指定を受けている七城中学校の3年生46人を対象に財政に関する授業を行いました。
これは財務省九州財務局が行っている財政教育プログラムを活用したもので、難しく感じる日本の財政に興味を持ち、自分事として考えるきっかけをつくることが目的です。
同局の職員が財政について説明した後、タブレットを活用し、日本の予算を考えるグループワークを行い、それぞれの予算案を発表しました。
あるグループではバランスよくどの世代も平等な福祉をテーマに年金の額を減らし、子育てや災害対策にあて、減った年金はそれぞれがNISAやiDeCoなどで蓄えるという予算案を発表しました。その一方で年金の額を上げるというグループもあり、生徒たちは興味深く発表を聞いていました。
3年生の佐々志月(さっさしづき)さんは「社会のお金がどう使われているかわかりました。グループワークを通して税を減らしたり増やしたりすることで借金がどうなるかわかり、身近に感じました」と話しました。
▼クイズを交えながら国の予算について学びました
▼予算案の作成はテーマを決めて考えました