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稗方区で市指定無形民俗文化財「嫁とり祭り」と「稗方神楽」が行われました

2023年12月25日

嫁とり祭り(12月16日)

令和5年12月16日(土)に、市指定無形民俗文化財「嫁とり祭り」が稗方区で行われました。

「嫁とり祭り」 では稗方菅原神社で五穀豊穣、縁結びなどを祈願し、次の年の座元決めを行った後、今年の座元宅に場所を移して仮の結婚式の盃事が行われます。座元は稗方区7組を一年交代で巡りますが、座元決めは1組10戸ほどの名前を書いたくじを御幣で釣り上げるくじ引きによって行われます。

結婚式の式場はネコボクを敷いて周囲に幕をめぐらせたものですが、今年は雨天のため納屋の中に設えられました。

嫁とり祭り式場   


 

式では神職によるお祓いと祝詞奏上の後に新郎役と新婦役が稚児のお酌取りで三三九度の盃を交わして仮の夫婦が誕生します。その後参加者(観覧者含む)全員に振舞われた甘酒で乾杯し、最後に神職から「この婚礼はあくまでもこのネコボクの上のことだけ」と告げられ、参加者からの大きな笑い声に包まれて終わります。嫁とり祭り   


稗方神楽(12月17日)

嫁とり祭りの翌日夜には、同じく市指定無形民俗文化財である「稗方神楽」が稗方菅原神社にて奉納されました。 

稗方神楽は今からおよそ140年前から今日まで一度も絶えることなく継承されており、現在では7名の保存会の方々によって伝えられています。毎年稗方菅原神社の祭日(嫁とり祭りの翌日)と菊池神社の大祭日に奉納されてきました。阿蘇神社に起源をもつ肥後神楽の流れを汲むもので、素朴な太鼓・笛のリズムに乗せて勇壮な舞が展開されますが、この日は継承されている10座のうち、奉剣の舞、榊の舞、地固の舞が行われました。

奉剣   


榊   


 

地固め   


 



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