七城中学校で、コロナ禍により中止した職場体験の代わりに、社会人を講師に迎え講話を聞く「夢探究プロジェクト」が行われました。
消防士や警察官、企業の社長、大工、牧場従業員、郵便局員、パイロットなど、多種多様な職種の7人が2・3年生約100人を対象にこれまでの人生観や職業観について話をしました。
菊池郵便局に勤める安達慎一郎(あだちしんいちろう)さんは、自身が大学入学のために2年間浪人しお金を貯めた経験談を話し、「お金を理由に夢を諦めないで」と生徒たちに力説。大学の進学には奨学金などのいろんな選択肢があることを伝えていました。
「人生の中の出会いを大切に」「今を一生懸命に生きてほしい」「人生の中の出会いを大切に」「自分が進んだ道が最善の道」「自分を律して自分に勝つ」などのメッセージを生徒たち一人一人の目を見ながら話す社会人講師らの姿は、真剣そのもの。
「働く人の生き方を聴き、自分の生き方につなげよう」を目的に講話を聞いた生徒たちは、熱心にメモを取りながら話を聞いていました。
同校生徒の本田(ほんだ)ゆりさんと淵上璃央(ふちがみりお)さんは、「普段は諦めてしまいがちだけど、努力することの意義や、ねばることの大切さが解った」と話しました。また、本田(ほんだ)らんさんは、社会人講師に仕事をする中でのやりがいや、仕事を上手くこなすコツなどを質問し、「これから進路選択をする上で、とても役に立った」と話していました。
中学生のうちに社会人のさまざまな生き様や働き方を聞いたことは、生徒たちにとってとても刺激になったようです。
これから社会人となっていく、生徒たちの今後の成長が楽しみです。