11月6日(木)、菊池市泗水町住吉の住吉日吉神社に泗水東小学校3年生35名が訪れ、住吉日吉神社雨乞太鼓(あまごいだいこ)の体験学習(総合的な学習の時間)が行われました。
住吉日吉神社雨乞太鼓は菊池市の無形民俗文化財に指定されており、菊池川流域の雨乞い習俗として日本遺産の構成文化財の一つにも数えられ、毎年7月20日前後に奉納されています。
まず全員で神社にお参りした後、500年ほど前に合志隆門(こうしたかかど)が干ばつに苦しむ住民のために軍で使っていた太鼓を叩き始まった雨乞太鼓の由来の説明を受け、保存会の方による雨乞太鼓を披露してもらいました。
その後児童たち全員が一人ひとり太鼓を叩き、バチが重い、手がしびれるという体感を通して、体験学習を行いました。
体験後は児童たちからの質問に保存会会長が答えていました。また、会長からも太鼓を叩いた感想を聞きかれ、児童たちは「バチが思ったよりも堅い」「叩くとき力が必要だった」などと答えていました。
担任の先生からは、「総合的な学習の時間でこのような地域の人や文化・歴史に触れる機会を作りたい」「また、このような機会に触れることで地域の民俗芸能等を保存していく人が出てくるのではないか」というお話をいただきました。

