4月3日に、菊池教育会会長の坂本敏正(さかもととしまさ)さんや菊池市の郷土史愛好家の皆さんと、玉名市伊倉地域の皆さんとの交流会が行われました。
「伊倉」という名称は、菊池一族第7代当主菊池隆定(たかさだ)の子であり、菊池十八外城の一つ「元居城」の城主であった菊池貞直(さだなお)が、1200年代中頃に郷名氏族として「伊倉七郎(いくらしちろう)」と名乗ったのが、発祥といわれています。
また、1335(建武2)年の箱根・竹之下の戦いにて、菊池一族と伊倉一族がともに、足利尊氏の軍勢と戦ったといわれており、歴史的に深い関わりを持っています。
この交流会は、玉名市地域学校協働活動推進員として伊倉一族の歴史を子どもたちに伝える活動をしている松本重美(まつもとしげみ)さんが、伊倉のルーツである菊池と交流をするために、以前から関わりのあった坂本さんと米村達郎(よねむらたつろう)さんに声をかけて始まったものです。
5回目を迎える今年は、伊倉在住者11人と菊池在住者10人の合計21人が集合。菊池神社の宝物殿で菊池一族の歴史を学び、菊池公園の満開の桜の下で花見を行うなどの交流が行われました。
坂本さんは、「時代を超えてつながることができ大変うれしい。今後も交流を続けていきたい。」と話しました。
菊池公園での集合写真