菊池一族 the Kikuchi Clan

04 菊池氏の紋所

2024年01月29日

菊池氏の紋所といえば、真っ先に思い浮かぶのは並び鷹の羽(揃い鷹の羽)ですが、元々は日足紋(旭日)でした。それを並び鷹の羽に改めたが、6代隆直といわれています。

出陣の折、霊鷹が飛んできて2枚の羽根を兜に落としました。それを吉兆と喜んだ隆直が、家紋としたとされています。また一説には、隆直が阿蘇に参籠していた時、鷹の羽が土器(かわらけ)の上に降り落ちたのを、やはり吉兆とし家紋としたとも伝えられます。

数多くの鳥の中でも、鷹には並外れて優れた能力が備わっているとされ、この鳥の出現は古来より目出度いものとして貴ばれていたようです。

「鷹は霊鳥、その羽根が飛んでくるとは重畳重畳。この吉兆をなんとせん。我が家紋として定め、子々孫々受け継がん。」

日足紋を鷹の羽に改めたのは、5代経直とも8代能隆ともいう説もありますが、『菊池温故』には「鷹の羽の紋は越後守隆直の代より始まる。是よりさきの紋は日足なり秘すべし秘すべし」と記されており、隆直との説が広く伝わっています。


日足紋のイラスト   並び鷹の羽紋のイラスト   


 


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