1070年、大宰府荘官として菊池に赴任した菊池一族初代則隆は、菊池川のほとりに居を構え、肥沃な大地と水運を利用して発展、勢力を拡大していきました。
菊之城跡(※今回は「北宮館跡」と呼ばれています。)は、則隆から15代武光まで、およそ280年間歴代当主の本拠地であり、その本拠地が隈府(守山城)に移って以降も、菊池十八外城(『菊池風土記』による)の一つとして菊池一族の歴史を支え続けました。
菊之城跡から更に菊池川に近づき、則隆が勧請した佐保川八幡宮の近くからは護岸施設(舟着場と考えられる)が発見され、「菊之池B遺跡」と呼ばれています。
そして、菊池一族の氏神であり、懐良親王ゆかりの品が社宝として伝わる北宮阿蘇神社。
これらの菊池氏の歴史上重要な遺跡を、10月20日に開催された国の文化審議会において、国指定史跡に指定することが答申されました!
中世武士団の領域経営のあり方を知ることができる貴重な遺跡であると評価されたものです。
菊池プロモーション室では、歴史に名を残す偉大な先人である菊池一族の足跡を後世に伝え、より多くの皆様に知っていただくため、更なる発信に努めていきます!
是非一度、菊池一族の足跡をたどりに菊池市へお越しください。
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