11月4日(土)、秋晴れの空の下、重味地区の菊池川にかかる豊潤橋(水管橋)の年に1度の放水が行われました。
この放水は、竜門ダムを水源とする東部幹線水路を清掃するために行われ、橋の中央にある弁からパイプラインに溜まった土砂を排出します。
約100名の見学者は、高さ38メートルから放出される壮大な水のアーチを眺め、癒しの時間を過ごされました。
▼放水を楽しむ見学者
▼橋の上から放水を眺めることもできました
▼見学会会場の様子
▼バザーも大盛況でした
豊潤橋とは
「豊かで潤いのある明日をめざして」という意味で命名されたこの橋は、昭和62年から平成元年にかけて、農林水産省と熊本県の共同工事によって建設されました。
この橋は車両交通を支えるだけでなく、橋の下には大きなパイプラインが設けられ、農業用水を供給する役割も担っています。
菊池台地用水土地改良区は、この施設を通じて竜門ダムから水を取り入れ、熊本市・山鹿市・合志市・大津町の4市1町、約4,682ha(内4,048ha)にわたる農業用水の配水操作を行っています。
豊潤橋放水とは
この放水は、竜門ダムを水源とする東部幹線水路を点検するために行われます。放水は橋の中央にある弁から行われ、パイプラインに溜まった土砂を排出します。水量は1秒間に約100リットルとなります。
放水期は稲刈り後に実施され、水への感謝の気持ちも込められています。高さ38mから流れる水の壮大なアーチは、訪れた人々に感動を与えています。