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人権・同和教育シリーズ224

2024年04月02日

「不安がなくなり安心しました」

互いを大切にする集団に

 泗水町では町内3小学校の6年生を対象に、毎年1月に合同学習会を開いています。中学校に入学する前に、みんなが一堂に会し顔見知りになること、中学校入学にあたってどんな集団に育っていきたいかを確かめ合い、不安なくスタートを切るのが目的です。始まってもう20年以上が過ぎます。いじめや差別のない、お互いを大切にする集団に育てたいという地域の願いがそこにはあります。会の様子を紹介したいと思います。

「すごくいい会になりました」

 今年も1月19日、泗水中学校の体育館に町内の6年生が集まりました。まず、過去に郡市内であったいじめを、みんなの話し合い活動で乗り越えた中1のクラスの姿を宮崎が紹介しました。そして、部落差別をはじめあらゆる差別をなくす活動をしている解放子ども会の活動報告があり、各学校の児童会の取組紹介の後、少人数の班に分かれて様々なテーマについて班別討議が行われました。活発な活動がありました。子どもたちの感想を紹介します。

他校の人たちとの交流はあまりないので、こういう機会があってとてもよかったです。少し緊張しましたが、最初に一人が話し始めるとみんなが続いて話しました。「『あの人、性格が悪いね』と友達に言葉をかけられたら、なんと返すか?」というテーマをみんな自分事として受け取っていて真剣に話をすることができました。

ある先生が「性格がいいとか悪いとか、誰がどうやって判断するの?」と言われて「確かに」と思いました。その人にとってそうでも、私から見たら悪いわけでもないかもしれないと思いました。

先生の話では、いじめをしていた人やされていた人が、話し合いをしてその後、みんな前向きに頑張っていると聞いて驚いたしすごいと思いました。自分の班では、いろんな話が出てきてすごくいい会になったと思いました。

「学習会があってよかったです」

「いじめは、人を外側と内側に分けて、内側の人が固まるだけ」という言葉が心に響きました。中学校への不安もなくなった気がしました。話しかけてくれたり、自分から話したりして「友達ができるかな」という不安がなくなり安心しました。3校合同学習会があってよかったです。

 途中ゲームなどもはさみながら進行されました。にぎやかな班、笑いさざめきあう班、「性格なんて確かめようのないこと。そんなことで人を決めつけてはいけない」などテーマについて一生懸命考え論じ合う班。自分らしくのびのびと生きていける学校にしたいという12歳の子どもたちの思いが会場全体に満ちていました。さて、入学から一か月が過ぎました。中学校生活についての感想を聞いてみたいですね。


文責:地域人権教育指導員 宮崎 篤  

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