令和7年12月18日、菊池農業高等学校の生徒4人が、全国規模のコンクールにおけるダブル受賞、および竹資源を活用した新商品の販売開始とクラウドファンディングの挑戦について報告するため、表敬訪問をされました。
前列真ん中より田中水彩さん(2年 農業科)、村上遥さん(3年 農業科)
後列左より古嶌翔さん(3年 農業科 )、石田昊さん(2年 農業科 )、(株)くまもとKDSグループ 代表取締役社長 永田佳子 様
菊池農業高等学校は、 地域の深刻な課題である「放置竹林」の問題を解決するため、「竹資源を活用した脱炭素社会の実現にむけて」をテーマに探究活動に積極的に取り組んでおられます。この度 、この取り組みが評価され、二つの大きな大会で輝かしい成績を収められました。
一つ目は、毎日新聞社およびJA全中が主催・支援する「全国高校生農業アクション大賞」における奨励賞です。この賞は、農や食に関する優れたプロジェクトに顕彰する本大会において、同校は全国からわずか6校という選考を経て、令和7年11月10日に東京都でプレゼン発表を行い、「奨励賞」を受賞されました。
二つ目は、環境省などが主催する「全国ユース環境活動発表会 九州沖縄地区大会」における未来創造特別賞です。SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた高校生の環境活動を募集する本大会において、九州沖縄地区の代表13校に選ばれ、令和7年12月14日に福岡市で開催された大会に出場しました。竹資源を活用した資源の循環は、次世代を担う創造的な環境活動として高く評価され、今回の受賞に至りました。
さらに、同校が長年の研究と改良を重ねて開発した「竹チップ入り段ボールコンポスト」は、本年10月より(株)くまもとKDSグループの協力を得て、待望の一般販売が開始されました。
市長への挨拶の中で、生徒からは「資源循環の促進と脱炭素社会の実現に貢献し、市長や市民の皆さんと一緒にCO2排出ゼロの菊池市を作っていきたい」 と熱い想いを語られました。 現在は、産官学金が連携し、段ボールコンポストの取り組みや同校の魅力を全国に発信するためのクラウドファンディングにも挑戦しています。 報告を受けた市長からは、生徒たちの地道な研究と全国的な功績に対し、深い敬意と今後の活動への強い期待が寄せられました。
【全国高校生農業アクション大賞】https://www.mainichi.co.jp/event/nou-act/
【全国ユース環境活動発表会】https://www.env.go.jp/press/press_00851.html
【菊池農業高校の生徒たちが挑む、「竹のチカラ」再生プロジェクト】https://www.glocal-cf.com/project/kds_kikuno


