令和6年6月、菊池市隈府(高野瀬区内)の路上において、家庭ごみを収集中のパッカー車(ごみ収集車)から火災が発生しました。ごみ収集作業員が車両から煙が上がっていることに気付き、車両に搭載されていた消火器を使って初期消火を行ったが、消火できなかったため、119番通報を行い、駆けつけた消防隊により火は無事に消し止められました。幸いにも、ケガ人はいませんでした。
収集を行っていたものは不燃物で、火元は不燃物(黄色いごみ袋)に混入していた使い捨てライターでした。
ライター(中身を使いきったもの)は「特定品目」であり、不燃物には分類されません。本来は、透明の袋で排出する必要があります。
誤った分別方法により出されたごみが原因となり火災事故が発生し、収集作業員や家庭ごみ集積所付近の住民の命が脅かされることとなります。同時に、収集時間の遅れやごみの取り忘れ等のミスが起こり、市民生活に大きな影響を及ぼすことにも繋がります。パッカー車の修繕費用も非常に高額です。
日頃から市民の皆さん一人一人に正しくごみを分別して排出する意識を高く持っていただくことで、このような事故を防ぐことができます。
皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
←火元となった使い捨てライターの燃え殻
←パッカー車の消火作業の様子
←パッカー車内のごみ1
←パッカー車内のごみ2