人権・同和教育シリーズ196
第16回菊池市人権フェスティバル特選作品
【作文の部】
「しんじる心」
泗水小学校
二年 はし野 せいな
わたしは、いやな思いをしたことがあります。お友だちだと思っていた子から
「何で見るの?」
と言われたり、なかよくあそんでいたお友だちをつれて行って、一人ぼっちにさせられたり・・・。
わたしは、だれにも言えなくてトイレでこっそりないたこともありました。トイレから出ると、元気なふりをしてだれにも分からないようにしてがまんしていました。言うとまたいじわるをされると思ったからです。
でも、お母さんにはすぐに気づかれました。がくどうにむかえに来たお母さんは、
「何かあった?顔がちがうね」
と言いました。
「何でわかるんだろう・・・」
わたしは、それでもしばらく、なやみを言えませんでした。こわかった。
するとお母さんは、
「ずっとあなたのみ方。わるいようにはならないからしんじなさい」
と言いました。それでもこわかった。
でも、お母さんも先生もたすけてくれました。人をしんじる心、友だちをしんじることを教えてくれました。
わたしは、いやな思いをしてよかった。
とてもかなしかったけれど、人の気もちが分かるようになりました。ゆう気をもって、前にすすめるようになりました。しんじることができるようになりました。お友だちがすきになりました。学校がすきになりました。
わたしは、あい手の気もちになって考えると、お友だちともなかよくできることが分かりました。
これからつらいことがあっても一人でなやまず、だれかにそうだんしようと思いました。そして人をしんじることをわすれないでいようと思います。
お母さんは、
「いいけいけんをしたね」
と言いました。
わたしはすこし強くなりました。
【標語の部】
菊之池小学校
一年 まつばら みらい
にこにこと
みんなえがおの
はながさく
泗水中学校
三年 中島 愛(え)美(み)菜(な)
不思議だね
繋(つな)がる命で
今がある
【ポスターの部】
「ともだちにこにこ」
隈府小学校
一年 なかむら そうし
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