「万句のふるさと菊池」は、歴史や文化を大切にする菊池市が熊本県内及び本市の姉妹都市や友好都市の小中学生を対象に、俳句や短歌を募集する事業です。
今回で第19回目を迎え、俳句8,061句、短歌3,501首、合計11,562点の作品が寄せられました。
応募作品の中から30の俳句・短歌を最優秀賞とし、令和7年2月17日(月)、七城公民館で令和6年度第19回「万句のふるさと菊池」表彰式を行いました。
熊本県内及び本市の姉妹都市や友好都市 である宮崎県西米良村や鹿児島県龍郷町からもたくさんの応募をいただき、表彰式には遠くは球磨郡多良木町からもはるばる参加いただきました。
音光寺教育長は、「コロナ禍以前の日常が戻ってきた今日、私たちは行動の自由の喜びや人との絆の尊さをしみじみとかみしめています。この「月松」に掲載された作品を自分の感性をとおしてぜひゆっくり味わってください。五音・七音のリズムは日本語を心地よく聞かせてくれます。声に出して読みながらことばのイメージを広げ、ふるさとのすばらしさ、織り成す自然、人々の営み、命の鼓動に目を向け耳を澄まし肌で感じ、今後の創作活動に生かしてください。」と話されました。
「菊池万句」とは・・・
戦乱の続く1481(文明13)年、菊池氏21代重朝(しげとも)公は、菊池の隈府で1日1万句を詠む連歌の会を催した。1日1万句とは、同じ時間に20か所に分かれて5百首ずつ詠む大連歌会のことであり、当時の菊池の人々の教養の高さがうかがい知れる出来事である。