緊急情報はありません

防疫・害獣

Quarantine and vermin control

「電気柵」を張ったあとも手入れをすることを心掛けましょう

2024年03月01日

1.除草はこまめに

 雑草が伸びて柵線に触れると、漏電して電圧低下の原因となります。効果を維持するためにはこまめな雑草対策が必要です。

 除草が難しい場所や除草剤を使えない場所では、防草シートを活用しましょう。防草シートは、必ず通電性のある電気柵専用のものを使いましょう。

  2.柵線のたるみ・断線に注意

 柵線がたるんだり断線していると、わずかな隙間でもあれば「エサ」を見つけて侵入してきます。また、地面や水たまりに触れると漏電の原因となります。

 柵線はピンと張りましょう。柵線の間隔(特に最下段の20cm)はこまめに確認しましょう。

 イノシシは鼻先以外、電気ショックを受けません

3.電圧を測りましょう

 電圧は常に4000ボルト以上を維持しましょう。これ以下だと十分な電気刺激を与えることができません。電圧計を持ち歩き、こまめに確認しましょう。電圧が低い場合は、漏電個所や断線の点検等を行いましょう。農林整備課林務係では電圧計の貸し出しもしていますので活用してください。

4.効果を持続させるためには

 通電の無い電気柵線に、イノシシ等が触れると電気柵を怖がらなくなるので下記の方法をとりましょう。

 (1)電気柵を回収しないときは、通電させる

      電気柵の中に入られないように、作物がない時期も通電を継続させる。

 (2)電気柵に通電しないときは、撤去する。

        電気柵を撤去して、次に使うときにまた設置する。

5.共同柵は共同で管理しましょう

 電気柵はどこか1カ所でも漏電していると、全体の電圧が低下します。効果を維持するため、声をかけあって全員で管理しましょう。

トップへ戻る