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第5回ヘルスメイト養成講座を開催しました

2025年11月17日

第5回を迎えたヘルスメイト養成講座では、心理士と栄養士による講話、そして調理実習を通して、こころと体の健康、さらに災害時の食生活について学びました。残り2回を控え、参加者の皆さんもますます意欲的に取り組まれています。

【こころと体の健康づくり】

前半は、心理士による【こころと体の健康づくり】の講話から始まりました。
ヘルスメイトの役割には、食育の推進に加えて「健康日本21の推進」も含まれます。講師からは「健康日本21」が掲げる健康寿命の延伸や生活環境の改善などの基本方針を踏まえ、心の健康維持には休養と睡眠の質が欠かせないとお話がありました。ストレスは悪いものばかりではなく、結婚や昇進などの“良い出来事”でも感じるもの。大切なのは、自分で気付き、上手に対処することです。
「今日は何もしない日」と決めて積極的に休むこと、笑うこと、そして自分に合ったリラックス法を持つことが心身の安定につながると学びました。参加者からは「『その日のストレスはその日に消化しましょう』という話は新しい考え方だった」「睡眠の質を見直そうと思う」といった感想が寄せられました。

【災害時に困らないためには?】

ローリングストック 栄養士の講話【災害時に困らないためには?】では、家庭での「ローリングストック」や備蓄食品の活用法について学びました。災害時には物流の停止で1週間以上食料が届かない場合もあるため、普段から少し多めに食品を備え、古いものから使う「回転備蓄」が重要です。
講師からは、「主食・主菜・副菜」を意識したバランス備蓄や、1人1日3Lの水の確保が必要との説明もありました。



【調理実技「パッククッキング」】

さらに「パッククッキング」の実演を通して、災害時でも安全に温かい食事を作る工夫を学びました。ポリ袋を使って湯煎調理を行うことで、食器を汚さず、限られた水を再利用できるなど、多くの利点があります。
初めての体験ながら、「簡単でおいしかった」「家でもやってみたい」との声が多数。調理中にはちょっとしたハプニングもありましたが、笑顔と笑い声が絶えず、まさに“ストレス軽減”の時間となりました。

パッククッキング   


 

試食後のアンケートでは、「温かい食事が心にも体にも大切と実感した」「ローリングストックを家でも実践したい」といった前向きな感想が多く寄せられました。学びと実践、そして笑顔あふれる第5回講座となりました。

パッククッキング2   


 

次回は、残り2回のうちの第6回。より地域に根ざした健康づくりを学ぶ予定です。
皆さんの“笑顔と健康の輪”が、これからも広がっていきますように。

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