9月25日、第3回ヘルスメイト養成講座を座学形式で開催しました。今回は、食中毒予防から体の消化吸収の仕組み、そして離乳食・幼児食といった、ヘルスメイトとして重要な食に関する専門知識の習得に焦点を当てました。
再認識した「食」の重要性
まず、近年の増加傾向にある食中毒について、その原因となる細菌やウイルス、そして予防の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」を再確認。受講者からは「冷蔵庫のチェックや手洗いを徹底したい」「家庭でも6つのポイントを話し合いたい」といった声が寄せられ、日々の実践への意識が高まりました。
また、「食べ物は体の中でどうなるのか?」というテーマでは、高校以来という参加者も多く、三大栄養素や消化吸収の仕組みについて改めて学習。「口から肛門まで『ちくわ』のようだとは初めて知った」「よく噛むことの大切さを実感した」など、体への関心が深まる感想が多く寄せられました。
健やかな成長の土台作り:離乳食と幼児食
子どもの食育では、離乳食を始めるサインや、遊び食べをさせない環境づくり、そして幼児食における「おやつ」の重要性(第4の食事として不足しがちな栄養を補う)について学びました。「50年前とだいぶ変わっている」「昔の経験を思い出しながら、今後に活かしたい」と、子どもの成長段階に合わせた食の積み重ねの大切さを改めて感じていただけたようです。
日頃から調理をされている方がほとんどですが、栄養吸収のメカニズムや成分表の見方など、新たな学びが多い研修となりました。
次回予告
次回は「お口の健康」「学童期・思春期の食育」「低栄養予防」についての講義を予定しています。引き続き、生活に役立つ知識を一緒に学んでいきましょう。