緊急情報はありません

朝食を食べましょう

2025年04月01日

朝食を食べよう   


 

4月になり新年度のスタート!新生活をはじめられた方も多いのではないでしょうか。

寝ていたい、忙しいから…といって朝ごはんを抜いていませんか?

新年度、朝から活発に動くために朝食を食べることが大切です。

朝食を食べるメリット

 朝食を食べることでさまざまなメリットがあります。

 【エネルギー源や栄養素の補給】
 私たちの体は、寝ている間もエネルギーを使っています。そのため、朝にはエネルギーや必要な栄養素が少なくなっています。朝食をとることで、就寝中に使われたエネルギーや午前中に使うためのエネルギー、栄養素を補充することができます。

【生活リズムが整い、1日をすっきりと過ごせる】
 人間の体には体内時計と呼ばれる、一日単位で睡眠や体温、血圧やホルモン分泌などの変化を司っている大切な機能があります。

 人間の体内時計の周期は、通常24時間より長めです。起床後、日光を浴びたり、朝食を食べたりすることで、体内時計が24時間に調整されることがわかっています。朝の時間帯にきちんと起床し、朝日を浴びて、朝食を食べることで、体内時計がリセットされ、日中は活動的に動き、夜は眠るといったパターンをつくることができます。「早寝早起き朝ごはん」は、心身をベストな状態にする大切な習慣です。

【体温の上昇】
 朝食を食べると胃や腸などの消化管が動きはじめます。それによって得られた熱を利用して、寝ている間に低下した体温を上昇させ、体は1日の活動の準備を整えます。

【肥満や糖尿病になるリスクを下げる】
 朝食を抜くと、前日の夕食から次の昼食まで何も栄養を摂取しない状態が続くため、午前中はエネルギー不足の状態になります。そのため血糖値が下がり気味になり、空腹感を感じるため昼食や夕食で必要以上の食事をとってしまうことにつながります。すると、血糖値は急上昇し、糖を脂肪として取り込むことになり体脂肪が増加し、肥満や糖尿病リスクが高まります。

【便秘の予防】
 朝食をとることにより、排便のリズムが作られます。胃の中に食べ物が入ってくると、大腸がぜん動運動を起こし、排便を促します。

朝食におすすめの栄養素 

【炭水化物】
 脳のエネルギー源でもある「ブドウ糖」を多く含み、脳を活性化させます。
 (例)ご飯、パン、イモ類など

【たんぱく質】
 朝食でたんぱく質を摂ると基礎代謝が上がり、筋肉量が増加しやすいだけでなく、夜の快眠にもつながります。睡眠ホルモンのメラトニンはたんぱく質を原料に、摂取から14~16時間後に生成されるため、朝食のたんぱく質摂取は快眠のカギです。また、体内時計をリセットする働きもあります。
 (例)肉、魚、卵、大豆製品など

【ビタミン、ミネラル類】
 ビタミンは、他の栄養素の働きを助け、体の調子を整えます。ミネラルは、体の臓器や組織をスムーズに働かせるのに必要な栄養素です。
 (例)野菜、果物、海藻類など

朝食の習慣をつけましょう 

 朝食をとる習慣がない人は、食べやすい食材を用意することから始めてみませんか。夜寝るのが遅いから朝はぎりぎりまで寝ている、夕食の量が多いから朝は食べたくないというように、朝だけでなく夜の過ごし方をはじめとした生活全般を見直すこともおすすめです。

【習慣をつけるポイント】

・夕食は早めに、軽めに食べる

・早寝、早起きで朝の時間を確保する

・通勤途中・職場で食べる

・短時間で調理し、食べられる食材を買い置きする

・ごはんや作り置きできるおかずを冷凍、冷蔵で常備する

時間がないときに食べやすい朝食メニューの例 

・コンビニでおにぎりを買う

・バナナ+牛乳

・シリアル+ヨーグルト

 まずは、朝食を食べる習慣をつけましょう。慣れてきたら、主食・主菜・副菜のそろった食事を意識しましょう。忙しい毎日だからこそ、朝食をとるようにしたいものです。

トップへ戻る