今日の朝、とてもうれしいことがありました。まずは、この写真をご覧ください。
これは、私が大切にしている「がぶがぶちゃん」(パペット:正式名称は違いますが「がぶがぶちゃん」という愛称で呼ばせてもらっています)と「カメラ」です。実は、今日は朝から雨が降っていました。子どもたちとあいさつを交わす時も強い雨でした。そんな中、運営委員会の子どもたちは今日もあいさつ運動を頑張ってくれ、本当にうれしく思いました。私は、そんな子どもたちの近くで草むしりをしていました。傘をもちながらの作業です。こんな日でも、私は、左手には「がぶがぶちゃん」を持ち子どもたちと握手を交わします。右肩には「カメラ」をさげています。子どもたちのすてきな姿をいつでも写せるように。ですが、雨が強かった今日は、時間を経るごとに「がぶがぶちゃん」も「カメラ」も「雨びたし」になってしまいました。そんなこともあり、15分くらいしたころ、私は、この「がぶがぶちゃん」と「カメラ」を、ある運営委員会の女の子に頼んで校長室に置いてきてもらうことにしました。
それからしばらくして、私も、草取りとあいさつ(運動)を終え校長室に戻りました。服や靴も雨でぬれてしまいました。見ると、私の机の上には「がぶがぶちゃん」と「カメラ」が上写真のように置いてありました。「ありがたいな」と思ったその時です。私は、「ん?」と「異変」に気づきました。私が女の子に頼んだ時には「カメラ」は「雨びたし」でした。ですが、私の机の上に置いてあったカメラには水滴が一つもありません。そうです。その女の子、机に置くときにカメラの水滴をきれいにふき取ってくれたのです。自分のハンカチを使って。
その後、その子と話す機会がありました。このことを尋ねると、小さくうなずいてくれました。あたたかな心づかいに胸が熱くなりました。
その女の子の名前は、秋吉凛花さんといいます。
ありがとう。