毎週週末には、学級の先生方「学級通信」を出されます。私も、先生方の「学級通信」を毎回読んでいます。先生方は、学級通信でその週にあった出来事や子どもたちの頑張り、すばらしい姿などを紙面の許す限りご紹介しておられます。そんな今週の学級通信の中に、「へ~」「すごい」「すてきだな」と思える記事がありましたのでご紹介したいと思います。 (4年生の学級通信「じっくり とことん」の中から)
記事には、下写真が添えてありました。
私、この写真を見たとき、てっきり大溝先生の誕生日をみんなが祝ってくれているのかなと思いました。でも、記事を読むとまったく違っていました。以下が大溝先生の記事です。
「先週の学級通信でもお伝えしましたが、現在、国語では『説明のまとまり』について学習しています。いよいよ『ヤドカリとイソギンチャク』で学んだことを生かして『新・生き物ひみつ図鑑②』を書きます。そこで、みんなが書くのに参考となるよう私も例文を書いてみました。それが火曜日の放課後のことです。その日は黒板にそれを貼って帰りました。次の日の朝、運営委員会の子と一緒にあいさつ運動をしていると、4年生の子が来て言いました。
4年生「先生、教室に来ないでください。」
わたし(大溝先生)「え?何で?(反抗期ですか?)」
4年生「えーっと、サプライズだからです」
わたし(大溝先生)「え?あ、わかりました。(サプライズって言っていいんだっけ?)」
その後、職員室に呼びに来てくれた子に連れられ、教室に向かいました。途中から目をつぶるように言われ、楽しみな気持ちで教室に入りました。目を開けると、なんと黒板いっぱいに私が書いた作文に対する感想の言葉や絵がびっしりと書かれているではありませんか。正直、目頭が熱くなってしまいました。子どもたちの温かな心が伝わり、本当にうれしく、幸せな気持ちになりました。ありがとうございます。国語の話からそれてしまいましたが、子どもたちのすてきな姿を伝えたく、今回はこのことを書きました。」
という文章です。冒頭の写真、「大溝先生が例文を書いてくださったことへの子どもたちからの感謝の気持ち」だったのです。どこから、このような発想(大溝先生へのお礼を〇〇して伝えよう)が生まれたのでしょう。黒板に書かれている(描かれている)ものを見ると、随分時間をかけて書いて(描いて)くれたように思います。繰り返しになりますが、誕生日のお祝いではありません。すごいことだなと思います。子どもたちをそんな行動に向かわせたもの、それは、子どもたちと大溝先生のよりよい(信頼)関係そのものではないかと感じました。私も、記事をよんで素敵な子たちだなと思いました。私からも伝えたいと思います。ありがとう。