子どもたちの「物事に対し真剣に取り組んでいる姿」ほどすばらしいものはありません。また、「笑顔」、これもかけがえのない「宝物」です。子どもたちの様子を見ていると、「真剣に取り組んている姿」や「笑顔」を、いろんなところでたくさん見ることができます。ですが、この「真剣に取り組んでいる姿」や「笑顔」、こちらが、しっかりとその子(たち)を見つめていないと「見落としてしまう」ことがあります。もちろん、学校で、そんな子どもたちのすばらしさしっかりと見ておられるのは担任の先生方です。先生方は、子どもと同じクラスの一員として過ごせること、また授業を通して子どもたちのいろいろな姿を見られることに教師としての幸せを感じておられるのではないかと思います。
さて、今週の6枚も、そんな一コマです。以下にご紹介します。
これは5年生の授業の一コマです。自分で書いたものを誰かに伝えるという活動ではなかったかと思います。私、そんな様子をカメラで撮影させてもらっていました。すると、そこに、この子がやって来ました。「私に伝えたい」と思ってくれたのではないかと思います。しかし、私は、みんなの様子を撮影していたので「断念」せざるを得なかったのかもしれません。ごめんなさい。この子、運営委員会の子でもありますが、いろんなことに頑張っている姿を見かけます。成長しています。
これは授業参観での様子の一コマです。この子も5年生ですが、ここでも「自分の書いたもの(こと)」を誰かに伝えるという活動でした。授業参観、私も記憶がありますが、この日は子どもたちにとっては特別な日です。お家の方々にとっても同様です。今年度は、予定していた授業参観ができてよかったなと思います。書いたものをお母さんに聞いてもらっているこの子の笑顔とお母さんの笑顔、とても素敵です。
校長室にはいろんな子がやって来てくれます。少ない日もありますが、多い日もあります。また、時間によっても違います。そんな昼休みのことでした。この日は4年生の子が二人、校長室に来てくれました。いろんな話をした後に、「絵」を描いてくれることになりました。「真剣な表情」、すてきです。この子は、いつも元気のよいあいさつをしてくれます。いつもすてきな笑顔を見せてくれます。一杯元気をもらっています。
この写真もきらきらしたひとみが印象的です。何を見つめているのかというと、6年生が作った創作物を鑑賞している所です。6年生の創作物が校長室にも一あります。作品を見る真剣なまなざし。そんな子ですが、校長室に入って来る時「うむ、なるほど。すごい」と感じたことがあります。それは、職員室や校長室に入るときは「失礼します」と言って入って来ますが、この子「失礼しません」といって入ってきました。「ん?」と思ったのですが、この子の言動を見て合点がいきました。この静かに入って来くるなりしずかに鑑賞をし記録をした後は、また、静かに校長室を出ていきました。言葉どおり何の失礼もありませんでした。「失礼しません」。まさに「言い当てて妙」。おみそれいたしました。すばらしい感性とユーモアのセンス、そんなことが調和した表現でした。
過日の昼休みのことでした。一人の女の子が図書バックを持って校長室にやって来ました。私は、しばらく他のことをやっていました。気づくと、その子は絵本を読んでいました。それから、「校長先生、この本、読んでみて。私、何度読んでも涙がでてくるの。〇〇さんも泣いていたよ」と言って一冊の絵本を渡してくれました。その絵本は、「おかあさんがなくなっておばけになる」というお話の本です。このお話の中には「親子の触れ合い」や「親子の愛・絆」などが描かれていました。何度も借りて読んでいるのだそうです。「子どもたちの心を揺り動かす絵本(本)」、そんな絵本(本)に出会えることは幸せなことです。「何度読んでも感動する」、そんな感性を持った子どもたちを今後もたくさん育てていきたいと思います。
校長室には「けん玉」があります。各教室にも2個ずつ配っています。休み時間など教室で「けん玉」を頑張っている子もいる様です。時々、校長室に来て、その腕前を見せてくれます。そんな時は、私も「負けじ」と一緒に「けん玉」をやります。でも、子どもたちの習得は私の想像をはるかに超えています。どんどん上手になっています。どんどん技が巧妙になっています。そんな休み時間のことです。一人の子が校長室で、「ケン玉」をやっていました。その姿がとても真剣(一生懸命)だったので撮影させてもらいました。この子、今校長室を掃除してくれています。掃き掃除はすみずみまでしてくれ。「他にないかな」と探しながら校長室をきれいにしてくれます。無言掃除ですが時々話します。好奇心が高く、やさしい言葉に、こちらも「会話」をいい気持ちで楽しませてもらっています。