去る7月4日(水)午前11時から「田島菅原神社」の「風まつり(風鎮祭)」が行われました。このお祭りについては、2月ほど前だったでしょうか。本校区の区長会長、木村利昭様(泗水西小学校運営協議会会長)が来校され「風まつり」についてお話をされました。全国的に同じようなことなのかもしれませんが、ここ田島においても、伝統文化の後継者問題があるようでした。「何とかして古くから伝わる伝統文化を守っていきたい(残していきたい)」ということを話されました。ここ数年なのでしょうか。この「風まつり」への子どもたちの参加はないとのことでした。このようなことから、「地域の子どもたちに参加してもらい、『風まつり』のことを知ってもらいたい」「地域の子どもたちに参加を呼びかけたい」というお話でした。学校としても、地域とつながり合うことはとても大切なことだと思っています。地域無くして学校というものはありません。ですから、「できる限りのご協力をさせていただきます」とお答えさせていただきました。しかし、協力と言っても、今回は、学校として何かに取り組むというわけではありません。地域の方々が地域の子どもたちに呼びかけられますので、その様子を見せていただくといったことくらいでした。当日、教頭先生と一緒に出掛けました。子どもたちが来てくれるのかどうか、まったくわかりませんでした。始まる(午前11時から)少し前「田島菅原神社」に着きました。すると、そこには、数名の子どもたちの姿が。「あー、来てくれたんだ。よかった」と思いました。私たちの姿を見ると、子どもたち挨拶をしてくれました。しばらくして、祭りが始まりました。厳かな祭りです。宮司様のお払いの後、祝詞(のりと)を唱えられました。その後、子どもたちも宮司様の教えに沿い、玉串を捧げました。それから、神楽師の方による神楽が披露されました。
神楽の後には、宮司様から、「祭りにまつわること」についての話がありました。また、神楽師の方からは、「神楽」の舞いの種類や使用する装具についての話などがありました。約1時間の「祭り」ではなかったっかと思いますが、子どもたち、「厳かな祭り」を真剣に、そしてしっかりと体験してくれました。
現在、地域に伝わる伝統・文化を学ぶ学習を行っている学校はたくさんあります。本校でも、機会があれば、この神楽を学ぶ学習の機会を設けることができたらと思いました。そのことで、今以上にふるさとを愛し大切にしてくれる子どもたちが育ってくれたらと思います。
この度は、子どもたちに貴重な体験の場を与えていただき誠にありがとうございました。この場をお借りしましてお礼申し上げます。
当日は、本校学校運営協議会の「学校と地域とをつなぐ」役を担っていただいています江藤弥生様にも来ていただき祭りや子どもたちの様子を観ていただきました。お忙しい中にありがとうございました。