過日のことでした。 校長室から、児童玄関の足洗い場のところが見えます。ふと見ると、そこに図工の学習を終えた6年生の子どもたちが数名見えました。その中に、相談したい子がいたので「〇〇さん、それ(図工の道具を洗うこと)が終わったら校長室に来てくれますか」と伝えました。「はい」との返事でしたが、「何事だろう」という表情がうかがえました。
それからしばらくして校長室のドアをノックする音が。すると、その子と一緒に、水道のところにいたみんなもやって来ました。その子が「校長先生、何かご用ですか」と尋ねるので、「・・・です」と伝えると、みんなホットした様子になりました。実は、みんなで来てくれたのは、その子が私に注意でもされるのかもしれないと心配してくれたからなのでした。私が伝えたかったのは、次回の「今週の6枚にその子が・・・と一緒に写っている写真を掲示してよいか」という許可をもらうためだったのです。
感心したのは、「もしかすると〇〇さんが、怒られるかもしれない」と思い、心配してみんなで来てくれたことです。すばらしい「なかま」です。こころの温かい仲間です。私は、子どもたちのそんな姿を見て本当にうれしくなりました。ありがとうみんな。
下写真は、その時来てくれた子どもたちです。