今日のお昼前のことでした。事務的な仕事がひと段落しましたので、草刈りでもしようと玄関に出たときのことでした。一台の車が玄関前に止まりました。見ていると中から一人のご老人が降りてこられました。初めて見る方でした。ご挨拶をすると、新聞(記事)を手に近づいて来られました。お聞きしますと益城町から来られたとのこと。校長室へご案内すると「知っとられますか?」と、新聞(記事)を見せられました。そこには、スポーツ選手の記事が。タイトルには「古市『金』重量級の新星」とあります。その方が渡された記事には、ところどころに線が引いてあります。「24歳の古市雅子(自衛隊、菊池市出身)」「泗水西小時代は柔道に励んでいたが、日本オリンピック委員会(JOC)のエリートアカデミーからのスカウトでレスリングに転向した。初出場だった2年前の3位から進歩を証明した」。この記事を読ませていただき驚きました。「泗水西小学校出身」とあるからです。本校の出身です。しばらくこの新聞(記事)を持ってこられた方(林田 幸雄様)とお話をしました。「田島小学校」(泗水西小となる前の名称)出身であり、泗水中学校へと進まれ、故郷は田島であること。現在は、益城に移り60年ほど等々。「(古市選手が優勝したので)横断幕でも掲げてあるかと来てみました」とのことでした。正直、私は、この古市雅子さんが泗水西小学校出身であること」を知りませんでしたので林田様のお話を聞きながら申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
上写真が記事をご紹介していただいた林田様(76歳)と10月9日(土)の熊本日日新聞(13面の記事)です。20分ほど話をさせていただきました。お帰りになった後、卒業アルバムで古市雅子さんを捜してみました。しかし、どこにも姿はありませんでした。「スカウトされた」とのことしたので、「もしかすると卒業を待たずに転校されたのかも」と思い台帳を調べました。すると、やはり5年生の頃、転校しておられました。スカウトされるくらいですから当時、とても有名な存在だったはずです。そんなことも知らず、恥ずかしい限りです。
機会があれば、古市雅子様と本校の子どもたちとの交流などが実現できたらど考えてしまいました。林田様、貴重な情報をありがとうございました。