去る15日(金)の朝のことでした。子どもたちとのあいさつを終え、落葉掃きもひと段落したので、一輪車にたまった落葉を捨てに向かおうとしていた時です。一年生の女の子が「校長先生」と、私を呼び止めました。何事かと見ると満面の笑みがそこに。そして、手には紙のようなものを持たれていました。最初、それが何かわかりませんでした。すると「校長先生、お話をつくりました」とのこと。よく見ると大切そうに手に持たれていたのは小さな「手作り絵本」でした。見せてくれていたのは表紙です。題名は、「ネコのお姫さま」とあります。表紙には題名といっしょに、なんともかわいらしい「ネコのお姫さま」の絵が描かれていました。
「見せてくれる?」とお願いすると「いいよ」との返事。私は、その小さな宝物のような絵本を読ませてもらいました。挿絵も字も丁寧に描かれ、書かれています。1年生の創作ですが、読んでみると一年生の作品とは思えない見事な出来栄えでした。現在、学校図書館では「手作り絵本」を募集しています。この子は、その「手作り絵本」に挑戦したのです。「楽しんで創作した」というのが、この子の表情からも作品からも分かりました。私は、このブログで紹介させてもらいたかったのでは「しばらく貸してくれる」とお願いをしました。その時も「いいよ」の返事。
なんとも気持ちのよい朝の時間が過ぎていきました。
以下にこの子の作品をご紹介させていただきます。