昨日(8日)、3、4時間目に4年生を対象とした「認知症サポーター養成講座」がありました。外部から4名のスタッフの方(中央病院の曽山先生、地域支援包括センター職員の方)においでいただきました。私も1時間ほど参観させていただきました。私が4年の教室に行った時には、曽山先生のお話(プレゼンテーション)があっていました。「認知症(アルツハイマー型認知症)」とはどのようなものであるのかというお話でした。特性である、「おぼえられない」「できない」「わからない」ということを事例を交えながらお話いただきました。一つ一つ具体的でわかりやすい説明でしたので、4年生もしっかりと理解できたのではないかと思います。尋ねられたことにも「自分の考え」を意欲的に発表していましたし、「質問・疑問」も挙手してたくさん出すことができていました。途中、クイズが出され、子どもたちは「画面」を見ながら、そこに「どんなものがかくされているのか」一生懸命に考えていました。「景色の中に、具体的なものが描かれて(かくれて)いる」=「だけどわかりにくい」、そんなクイズ(絵)を通して「認知症とはこのような状態をいいます」ということを伝えて頂きました。また、実演もありました。「服を着ることができなくなった(できない)時にどのように対応したらよいか」というものでした。数名が「やってみたい」と挙手し実演にチャレンジしました。「言葉に傾聴しながら、一緒になって着せてあげる」というのが正しいやり方のようでした。曽山先生が何度も繰り返されたのは「否定しない」「怒(鳴)らない」「傾聴する」「穏やかな言葉で話す」「一緒にやってあげる」などだったように思います。子どもの中から、「食事したかどうかわかるように記録する」という意見がでて、「それはよい考えですね」と曽山先生にほめていただく場面もありました。短い時間ではありましたが、子どもたち、意欲的に、しっかりと学ぶことができたように思います。今後の生活の中で生かしてくれることを願っています。曽山先生、スタッフの皆様、この度は、本校の子どもたちのために貴重なお話をいただきありがとうございました。
(以下写真は、「認知症サポーター養成講座」の様子です)
上写真のノートは、村上大和さんのものです。とても上手にまとめています。イラストも入り記録や記憶の助けにもなります。お手本のようなノートだなと感じました。