リモートでの授業

2022年01月22日

去る20日(木)、午後3時30分~午後4時15分に家庭と学校とをタブレットを媒体とした(結んだ)リモート授業を行いました。これまでに数度実施していますが、今回も新型コロナウィルス感染症対策の一つとして試行したものです。学年によってこれまで実施(試行)した回数は違いますが、子どもたち、培った技術などを生かしながらしっかりと学ぶ姿がありました。また、先生方も過去の実践を踏まえ、よりよい学びとなるよう、また、実施するうえでの課題の改善・克服等に積極的に取り組まれる姿がありました。各学年の様子を見させてもらいましたので少し紹介させていただきます(各学年数分程度の参観でしたので十分な紹介になりませんがご了承ください) 

〇1年生

1年生も授業を受けるにあたって、タブレットをしっかりと操作する姿がありました。「音声をミュートにして」、「お話しできるようにしてみて」など、上手に操作していました。「お家の中にある100までの数をさがす」という学びの場面でした。先生は理解しやすいようにと画面に例を提示されながら授業を進められました。

1年生1枚目の画像1年生2枚目の画像



〇2年生

2年生は、写真がありません(※申し訳ございません)が、「ジャストスマイルドリル」で学習を進めるというものでした。先生の手元には、もう一台タブレットが準備してあり、そこには子どもたちがどの程度学習を進めているのか、達成できているのかが分かる一覧が示されていました。先生は、そのデータを踏まえ、子どもたちの状況を確認したり指示を出されたりしていました。子どもたち、一生懸命に「ジャストスマイルドリル」に取り組む姿がありました。


〇3年生

3年生は、算数の学習でした。問題を画面に提示されたり、解決するためにどのように考えればよいのかをタブレット上で、「板書」するような要領で、子どもたちに分かりやすく記述を加えながら説明していかれました。このことで、子どもたちは視覚的にもしっかり理解をすることができていたように思いました。

3年生の授業1枚目の画像3年生の授業2枚目の画像



〇4年生

4年生も算数の学習でした。ここでは、二人の先生が協力され、「二つの学びの場」を用意され、子どもたちの学びが着実に推むよう対応しておられました。最初のステップでは全員が学び、その段階を達成したら次に進むという要領のようでした。このように二人の先生が協力し、子どもたちの学びを支援されることで、子ども一人一人に細やかな対応ができるという良さがあるように感じました。

4年生の学び1枚目の画像4年生の学び2枚目の画像4年生の学び3枚目の画像



〇5年生

5年生は国語の学習でした。国語の学習は、算数と比較するとリモートでの授業は「授業づくり」が難しいのではないかと個人的には思います。ここでは、「心が動いたことを三十一音であらわそう」という単元において「生活の中で特に心が動いたことを思い出し題材を集めよう」というめあてで授業を進められました。先生の机上には教科書をはじめ多様な資料等が準備されており、授業を展開する難しさや大変さを感じました。グループ学習も取り入れられ各班の状況を確認しながら進めておられました。

5年生の学び1枚目の画像5年生の学び2枚目の画像5年生の学び3枚目の画像



〇6年生

6年生も国語の学習でした。単元名は「心が動いたことを十七音であらわそう」で、本時のめあては、「生活の中から題材を選び工夫して俳句をつくろう」でした。考えてみますと、めあてにある「生活の中から・・・」(5年生も同様の表現がありましたが)、これは、家庭で授業を受けている子どもたちにとってみると「思考しやすくなる投げかけの言葉」になるのではないかと感じました。6年生では特に「グループによりしっかりと学び合う」ことを大切にした学習を展開しておられました。加えて、黒板を有効に活用しながら授業を進めておられました。(「黒板」の使用は、タブレットを介して使う授業の場合大変難しいところがあります。それは、実際の黒板の広さとタブレットを介して子どもたちが視認できる範囲(視野)が異なるためです)

6年生の授業1枚目の画像6年生の授業2枚目の画像6年生の授業3枚目の画像



それぞれの学年、先生方が、よりよい学びとなるよう創意工夫しながら行っておられました。一方で、授業づくりの大変さ、難しさがあることを改めて痛感しました。今後は、各先生方の「技術や工夫など」を職員で学び合う場を増やし、学校全体として「リモート学習の向上」が図れるよう取り組みを進めたいと思います。 

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菊池市立泗水西小学校

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