今回のブログ、「タイトル」をつけるときに少し悩みました。というのも、コロナ禍になる前には、このような「工業」の学習においては、「まとめ」として、「実際に工場等に出向き、係の人の話を聞いたり、工場を見学して回ったりして五感で学ぶ学習」を取り入れ、体験的な学びを通して「深い学び」になることを目指していました。
しかし、新型コロナウィルス感染症が発生して以降、何度となく「〇波」が押し寄せ、その度に、「行事の中止・変更・縮小」などを行ってきました。子どもたちや保護者の皆様には大変申し訳なく思っています。しかし、一方で、「同じ体験はできないけれど、しっかりとした学びとなり深めることができるためにはどのうな方法があるのか」ということを、先生方は常に考えられ、限られた条件の中でベストを尽くしておられます。
過日のことでした。5年生担任の後藤先生から「火曜日の6時間目にリモートで工場見学の学習をします」と教えていただきました。私は、6時間目5年生の教室に向かいました。すでに、リモートでの学びは始まっていました。担当の方が、子どもたちとやり取りをしながら進行していかれます。紹介していただしたのは、福岡にある自動車生産工場です。やり取りをしながらですから、「一方的な話」ではなく、「子どもたちの学びの状況を確認されながら」「できるだけわかりやすく、丁寧に」説明していかれました。時々、クイズも出され、子どもたちの反応を踏まえ、ヒントや補足、解答などを伝えておられました。説明を聴きながら子どもたちは「大切」だと思うことをメモしていきます。その真剣さやメモのスピード(量)に驚きました。もちろん、説明に併せて、機械の稼働(工場)の様子やそこに携わるスタッフの方の言葉などの紹介もありました。
私も授業を参観して、子どもたちの学習に「聞く」「見る」「やりとりをする」「メモを取る」などの活動があり、しっかり学ぶことのできる「リモートで工場見学をしよう」だと感じました。終盤では、子どもたちが事前に準備した質問をする時間(全員が質問しました)もありました。これらの質問にも、わかりやすく回答いただきました。この度は、福岡のトヨタ自動車九州株式会社 宮田工場様には、ご多用な中、対応していただき誠にありがとうございました。この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。以下に学習の様子をご紹介します。