本校では、毎週月曜日は、 「みんなで『友情の森』をきれいにしようの日」として、午前7時55分~午前8時10分の15分間ほど、「友情の森」の落ち葉掃きなどを行っています。今は季節が冬ということもあり、草が茂ることもなく、また、落ち葉もほとんどないことから、掃除すればするほど、友情の森がきれいになっていくのがよくわかります。私は、頑張っている子どもたちに「『友情の森』を『友情の森公園』にしよう」と投げかけながら子どもたちの頑張りを見ています。縦割り班での活動ですが、低学年から高学年まで本当によく頑張ってくれています。時間になり、終わるころには、「みんなとても良い表情」になっているように感じます。
話を標題のことに戻します。実は、2月4日(金)のことでした。朝から学校に、地域の方から電話がありました。「学校に行きながら、とても、頑張ってゴミ拾いをしている子がいます。すばらしかったので電話しました」というお話でした。電話があったことを教頭先生から教えてもらった時、それが誰のことかすぐにわかりました。というのも、朝、正門のところで掃き掃除をしながら子どもたちとあいさつを交わしている時、袋一杯になった「ゴミ」を持って来てくれた子がいたからです。
私は、そのことがうれしくて「感謝状」を作りました。しかし、よく話を聞くと、この袋一杯になった「ゴミ」は、前日、友達二人(計三人)で、自主的にゴミ集めをしてくれたものだったのです。それを、翌日、一人の女の子が運んできてくれたというわけです。ですから、この賞賛の言葉は、実は、三人の努力、頑張り、協力におくられたものでもあるのです。ですから、感謝状は三名の子に贈らせてもらいました。
その「三人」とは、以下写真の子です。(5年生の子どもたちです)
実は、似たようなことが1月にもありました。自分たちの住んでいる近くの公園にたくさんのゴミが落ちていたそうです。見かねた二人(4年生)は、相談してそのゴミを拾うことにしたそうです。約1時間ほど頑張ってひろったそうです。ゴミ拾いをしている子どもたち、そして、両手いっぱいにゴミを抱えているこの子どもたちの姿を見て、ここでも地域の方が、知り合いの方を通じて学校に「たいぎゃ、がんばりょるすばらしい子どもたちがいました」と教えていただきました。
この子たちにも感謝状(「あなたの行いが地域の方にほめられました感謝状」(5年生も同様のタイトルです)を贈らせてもらいました。その二人とは以下の子どもたちです。
わたしは、この二人を学校だよりで紹介した時、こんな言葉を書きました。
「・・・見て見ぬふりをすることもできるかもしれません。でも、拾ってくれる子どもたちは『見て見ぬふりをせず』『拾うという行動に移し』『その場所をきれいにしてくれている』のです」と。
もちろん、このような行動ができる子は、ここに紹介した5名だけではありません。人が見ていなくてもやってくれている子たちもいます。いろんな子たちが、「すばらしい行い」をしてくれています。このような行動が、「地域の方々の心を温かいものにしてくれている」ことは間違いないことだと思います。
みんな、ありがとう。