昨日の午前、私はリモートでの菊池市校長会でした。ちょうどその時、本校区の区長会長 木村利昭様が来校されました。私は校長会中でしたので教頭先生が応対されました。
木村様が来校されたのは、本校卒業生への贈り物を届けられるためでした。その贈り物とは「本」です。昨年度も卒業生に本の贈り物をいただきました。
木村利昭様、実は、お父様が本校が改築された折、子どもたちのため地域のためにと「梅」を植樹された方です。「梅は人の命を救ってくれる」そんな思いからだと聞いています。その後、植樹された「梅」は、今も本校の大切な宝となっています。時期になると子どもたちは、地域の方々と一緒に「梅ちぎり」「梅ジュースづくり」「梅のかめ開き」など様々な体験をさせていただいています。
そんな伝統が脈々と本校では受け継がれています。そんな中、木村利昭様も「本校の子どもたち(卒業生)に」との思いから、「成長の糧となるもの」を贈ってあげたいと考えられたそうです。当初は、「梅の木を」とも考えられたようですが、熟慮のうえ「本を」となったようです。選書されるにあたっては、「学年にふさわしい」「成長の糧となる」ものをと随分悩まれるそうです。結果、今年度は『山中伸弥先生に、人生とIPS細胞について聞いてみた』(講談社α新書)を選書していただいたようです。少し難しい内容でも読みやすいようにとのことから「ルビ」がふってある物をというご配慮もいただきました。
今日、子どもたちに、上記のことも含め、「この休み中に読書の時間を少し増やして読んでみてください」と伝えました。
木村様には、この度も卒業生のために、すてきな贈り物をありがとうございました(下写真は、頂いた本を手にした6年生の子どもたちと担任の渡邊先生です)。