緊急情報はありません

第3次菊池市総合計画(令和4年度〜令和11年度)

2022年04月05日

総合計画とは

 総合計画は、市政運営における最上位の計画であり、行政が携わる全ての分野における主要な施策の長期的な方針を示すものです。

計画策定の趣旨

本市では、平成27年度から第2次菊池市総合計画を策定し、将来像の実現に向けて各施策を推進してきました。

全国的な人口減少・少子高齢社会の本格的な到来をはじめ、地方創生の推進やデジタル化への対応、大規模な自然災害や新型コロナウイルス感染症などの新たなリスクの発生など、本市を取り巻く社会情勢は大きく変化しています。

こうした中、まちづくりの将来像を市民と行政が共有し、実現に向けて総合的かつ計画的に市政運営を展開していくための指針として令和4年3月に第3次菊池市総合計画を策定しました。

計画の構成・期間

基本構想 8年

基本構想は、市のまちづくりの理念や今後目指すまちの将来像(ありたい姿)を明らかに示したもので、計画期間は令和4年度から令和11年度までの8年間です。

基本計画 4年

基本計画は、基本構想に掲げた将来像を実現するための具体的な施策を体系的に定め、各施策の方向性を示したものです。計画期間は前期基本計画、後期基本計画ともに4年間です。

実施計画 毎年度(ローリング方式により見直し)

実施計画は、基本計画で体系化した各施策において、毎年度実施する事業を示すものです。

これからの取組

市の将来像である「人と自然が調和し 希望と活力に満ちた『癒しの里』きくち」を実現するため、4つの横断的に取り組む項目と5つの政策分野を設定し、まちづくりに取り組んでいきます。

4つの横断的に取り組む項目

1.人口減少対策(移住定住)の推進

本市の魅力的な人、モノ、暮らしを市内外に広くPRし、若者や子育て世代を中心とした移住者の受入れや転出者の抑制を行うことで人口規模の維持を図り、将来にわたって住み続けられるまちづくりを目指します。

2.SDGsの推進

SDGsのゴールを各施策に設定し、SDGsの理念や手法を取り入れた施策の展開を図るとともに、SDGsの普及啓発に向けて、市民等が実施するSDGsの取組との連携を強化します。

3.デジタル化の推進

日常生活に関わるあらゆる分野でデジタル技術を活用し、誰もがデジタルの恩恵を享受できる地域社会の実現を目指します。

4.市民協働の推進

市民協働のまちづくりを加速させるため、多様な主体が協働・連携し、多世代交流や地域のつながり、支え合いを深め、さらには地域活性化の取組を進めます。また、性別や年齢、国籍などに関係なく、協働して暮らしやすいまちづくりを推進します。

5つの政策分野

1.産業と経済(豊かな資源を生かした産業づくり)

温泉や渓谷など魅力ある観光資源を活用しながら、豊かな地域資源を更に多くの人々に知ってもらうためのプロモーション活動に取組みます。

ブランド競争力の向上や経営効率化、後継者対策、スマート農業の維持等により、永続的発展を目指します。

官民連携を深め、商品開発力や発信力を高めるとともに、キャシュレス化などのICT活用によるデジタル化を支援し経営力強化を図ります。また、起業者向けセミナーを開催するなど、企業を目指す人を支援します。

2.子育てと健康福祉(みんなで支え合う安心づくり)

妊娠から出産・子育てまで、子ども一人ひとりに応じた切れ目のない支援を行うとともに、市民・地域・企業などが連携し、子育てについてのきめ細かな取組を創出します。

安心して過ごすための健康づくりや各種福祉サービスの充実などに取組み、生涯を通じて誰もが住んでいて良かったと思えるまちづくりに取組みます。

市民一人ひとりが豊かに暮らすために、地域のつながりを大切にし、互いを思いやり、支え合う地域づくりを進めます。

3.自然環境と暮らしの基盤(自然の恵みを守り安全で魅力あるまちづくり)

森林や農地、動植物の生育・生息環境の保全に努めるとともに、再生可能エネルギーなどの活用を図ることで、脱炭素、循環型社会の実現に向けたエネルギーの地産地消を推進します。

全ての市民が安心安全な生活を送ることができるよう、地域と連携した防災・防犯体制の充実に取組みます。

市民生活の基盤となる生活道路の整備や、上下水道などの公共インフラの安定的運用、公共交通政策を推進することで、誰もが日常の利便性を享受できる良好な生活環境の維持・向上を図ります。

4.教育と文化(学び合いと地域が育む人づくり)

悠久の歴史の中で培われた文化や郷土について学びの機会を増やし、一人ひとりが、生涯にわたって自ら学び、自ら考え、自ら判断して行動し、自らの“夢”や“幸せ”の実現が図られるよう、市民こぞって次代を担う人財を育成します。

子どもから高齢者まで、それぞれのライフステージに合わせた運動の機会を提供します。また、各種スポーツイベントの開催やスポーツ合宿の誘致などにより、スポーツを通じた交流人口の拡大を図ります。

多くの市民が直接触れる機会を創出するとともに、地域の中で育まれた伝統文化や文化財等を後世に伝えていく取組を支援することにより、魅力ある文化芸術があふれるまちづくりを進めます。

人権尊重社会や男女共同参画社会の形成促進に向けて、行政・学校・関係機関等が連携し、市民が相互に学び合う機会を設け、一人ひとりの考えや個性が尊重されるまちづくりを推進します。

5.市政運営(市民に分かりやすい健全な行財政運営)

市政への参画を促し、市民と意見交換できる場づくりや機会の増加を図ります。また、まちの魅力や行政情報を迅速に提供することで、まちづくりや市政運営に対する市民の興味、関心を高め、市政への理解を促します。

市民の多様な意見を市政に反映させるため、懇談会、ワークショップなどを積極的に開催します。

業務の効率化と行政のデジタル化を進め、社会情勢の変化や市民ニーズに迅速に対応した利便性の高い市民目線での行政サービスを提供するとともに、持続可能な財政運営に努め、財政基盤の強化を図ります。

第3次菊池市総合計画(基本構想・前期基本計画)

第3次菊池市総合計画(概要版)
第3次菊池市総合計画(実施計画)
トップへ戻る