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市長メッセージ

Message from the Mayor

市長からのメッセージvol.103 3つのまちづくり

2022年11月01日

今年もガーデニングコンテストを行いました。「はなまち」づくりの一環で、本年で6回目です。花には人を引きつけ心を癒やす不思議な力があります。玄関前に季節の花を絶やさない一軒の家が百軒千軒と連なれば、常に人のあふれる品格ある観光地となるでしょう。また、長年取り組んできた日本一の桜の里づくりも同様の考えです。市民や企業がこの運動に賛同された結果、9年間で本市の約千本に対し民間が約9千本、合計1万本の桜が植樹されました。この他にも、旭志や重味地区の沿道のアジサイや七城地区のコスモスなど、地域の皆さんのご努力で多くのファンが育っています。

この「はなまち」に加え、中心市街地では「かわまち」・「もりまち」による観光地としてのまちづくりを進めています。「かわまち」は国交省の全面支援を受けて、玉祥寺地区の迫間川の河岸整備を行い、まちなかとつなげて里山の川遊びと歴史を楽しめる周遊散策路を作るもの。「もりまち」は御所通りを中心に空き地などに植樹して緑陰のある落ち着いた街並みを整備するもの。3つのまちづくりにより、ウォーカブルシティー(散策のできるまち)を目指すもので、滞在型の観光地として飲食や宿泊などの経済効果につなげる目的です。

コロナ禍で地方の暮らしが着目されています。観光・移住に加え、テレワークによる遠隔の仕事場としてのニーズもあります。地方に癒やしがあるからです。癒やしの里きくちの本領発揮のチャンスです。しかし、花も川も森も、昔から常に存在するもの。つまり、生かす生かさないはひと次第。「まちづくりはひとづくり」のゆえんです。

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