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市長メッセージ

Message from the Mayor

平成31年3月 Vol.59 ドイツから学ぶもの

2019年05月27日

2月上旬、ドイツのフライブルグ大学教授であるナウマン博士ご夫妻が菊池市を訪れ、ドイツでの温泉療養について講演、本市の湯中運動も視察されました。教授はドイツの温泉療養の権威で、同施設(クアハウス)の所長として永年研究されてきました。

ドイツではデータを駆使した科学的な温泉活用を行うのが特徴で、水温や水深に応じた効果的な運動メニューが確立しています。一定期間の温泉療養滞在が健康保険でカバーされるため、教授の施設がある人口2万人の保養地には、年間50万人が滞在するそうです。

講演の中で話されていた「近年は温泉だけでなく、ウオーキングやサイクリングなどの屋外スポーツや、図書館空間の提供、夜はコンサートや灯明イベントなど、温泉保養地(クアオルト)全体が心身の癒しにつながるような取り組みを強めている」という点が胸を打ちました。これこそまさに本市が進めてきた「命の洗濯ができる場所としての『癒しの里きくち』戦略」 そのものだからです。教授は本市に対し「菊池渓谷は奇跡の場所。また菊池の食はどれも美味しい。既存の施設を組み合わせ、街全体として保養地機能を提供できればよい。自信をもって進めてほしい。官民一体となること、長期戦略で進めることが重要」と激励されました。

渓谷や温泉・食など、本市の素材がダイヤの原石であることは間違いありませんが、光り輝くかどうかは磨き方次第。団結心と持続する力が問われる点は、国が違っても変わりはないということです。


ヨハネスナウマン教授特別講演会 1枚目の写真

 


 

ヨハネスナウマン教授特別講演会 2枚目の写真


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