vol.31 復興の祭りに向けて(2016.10)
秋の菊池のイベントの最初を飾るのはきくち秋まつり。一昔前は近隣から人が集まり、商店街が大にぎわいでしたが、高齢化に伴い、年々観客数も減り寂しくなっていました。それに追い討ちをかけるようなことしの熊本地震。しかし、逆にこれが契機となり、祭りを活性化して復興につなげようと官民一体となった取り組みが進んでいます。
10月15日の通し物パレードには、友好都市遠野市から勇壮な獅子踊り、奄美の龍郷町からは牛深ハイヤ節に似たにぎやかな六調が参加。さらには、秋祭りとしては初めて、菊池白龍が登場します。どれもが震災を受けた菊池の人々を励まそうとの心意気です。また、この日に全国のコスプレファンが大集合するとの楽しい報せも!
翌16日には3つの友好都市に加え、八女市・伊万里市・小郡市・大刀洗町からも代表をお迎えして「菊池一族歴史交流シンポジウム」を開催します。菊池一族が各地に残した跡をたどりながら、関係市町の連携を深め、地域や観光などのさまざまな活性化につなげる狙いです。
震災があっても、そこからの復興は私たちの考え方次第。ことしの秋祭りは、見たことのないにぎやかな光景が見られそうです。
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