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第4期障がい福祉計画(案)に対するパブリック・コメントの結果及び市の考え方について

2015年03月20日

第4期菊池市障がい福祉計画(案)について、市民の皆さまからのご意見を募集しました。お寄せいただきましたご意見の概要と、これに対する市の考え方を次のとおり示します。ご意見をお寄せいただきありがとうございました。

  1. 募集期間:平成27年2月27日(金)~平成27年3月18日(水)
  2. ご意見数(人数):2人
  3. ご意見の概要と市の考え方:


表:ご意見の概要と市の考え方
ご意見左記についての市の考え方
(16ページ)第3期障がい福祉計画の評価について、「就労移行支援の利用者が見込みより多く」と述べてありますが、登録者の増加は見込まれても、利用継続者の増加には必ずしもつながらないのではないでしょうか。暫定期間を経て、B型へ移行される場合や他の就労が決まり契約を終了される場合も見受けれます。就労移行支援の利用が増加傾向にあると判断するには疑問が残ります。

障がい福祉計画は、障がい者個人のニーズにあった障がい福祉サービスの充実を図ることを目的とされており、本市としましても、過去3年間(平成24年度~平成26年度)の利用実績をもとに算定しております。就労移行支援事業は、就労を希望する65歳未満の障害のある方に対して、生産活動や職場体験などの機会の提供を通じた就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援が行われます。一般就労に必要な知識・能力を養い、本人の適性に見合った職場への就労と定着を目指す事業として位置づけれますので、本市としましてもできるだけ本事業を利用いただき、一般就労への移行につなげられることが重要であると考えております。暫定期間により就労移行支援が継続されない場合も見受けられますので、就労移行支援事業所のアセスメント、計画相談支援事業所等との連携も深め、ご指摘のとおり、単に登録者のみでの判断とならないように現状把握に努めていきたいと思います。

(16ページ)「就労継続A型については、見込みより利用者数・利用量(人日)とも多くなっている」と述べてありますが、「利用状況の内容」でみていくという考え方はいかがでしょうか。雇用条件(労働条件)通りに働けているか不透明な点もあると思います。市町村によっては、就労継続A型のアセスメント事業を実施しているところもあるようですので、その点も含めてご検討いただきたいと思います。上記就労移行支援と同様に、過去の利用実績をもとに算定しております。就労移行支援、就労継続A型・B型とも、その具体的な内容、本人の満足度といったところは計画相談支援事業所によるモニタリング報告により把握しているところです。上記の就労移行支援事業とともに、A型事業所や計画相談支援事業所等と連携しながら現状把握に努めていきたいと思います。A型のアセスメントについては、今後の国の考え方等を見ていきたいと考えております。
(34ページ5行目)「就労継続B型への就職」という表現がありますが、B型は雇用契約がないので「就職」ではなく「利用」ではないでしょうか。ご指摘いただきましたように、B型は雇用契約がないので「利用」という表現に訂正させていただきます。
官公庁での積極的な雇用をお願いします。市役所においての障がい者雇用については、正規職員の障がい者枠での採用など、人事担当課とも連携して積極的に取り組んでいきたいと考えております。
(33ページ)自立訓練(生活訓練)の見込みについて、特別支援学校の卒業生を見込みとして想定されているようですが、精神病院からの地域への移行をしていく中では、直接グループホームの利用より、自立訓練を行ってからグループホームといった順序がいいのではないかと思います。自立訓練サービスの見込みについては、上記就労移行支援事業等と同様に、過去の実績をもとに見込み数値を算定しており、また卒業生以外の生活訓練利用についても加味しております。ご指摘のとおり精神病院からの地域移行(退院)については、一定の訓練を踏まえた後にグループホームへの入所といった流れが、より早く定着ができると考えられますので、現在、本市においても医療機関や計画相談支援事業所等とも連携をとりながらケースに応じて適切に取り組んでいるところでございます。


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