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市長メッセージ

Message from the Mayor

令和5年1月 vol.105 サムライに学ぶこと

2023年01月01日

年末恒例の一年を表す昨年の漢字は「戦」。ウクライナでの戦闘はもとより、コロナや物価急騰との苦闘に加え、世界中を沸かせたサッカーワールドカップの熱い戦い。中でも、日本代表の大活躍は日本中を画面にくぎ付けにしました。

惜しくもベスト8の悲願はあと一歩のところで果たせませんでしたが、死の組と呼ばれた厳しい組み合わせの中で、ドイツ・スペインの強豪を破っての決勝トーナメント進出は日本中に大きな感動と興奮をもたらしました。

逆転シーンなどの名場面とともに最も心に残ったのは監督や選手たちの言葉の数々。特に、コスタリカに敗れた直後、他チームの勝敗次第で変わりうる結果に国中がハラハラする中、メディアの前で「スペインに勝てばいいんでしょ」と言い放った選手の言葉はまさに目からうろこ。勝つために準備することのみに集中すべきであり、起きてもいない敗戦や引き分けを想定して心が乱れるのは愚の骨頂です。

コロナ・物価高騰・少子高齢化など、さまざまな課題を抱えた私たちの暮らしも、別の意味での戦いの日々といえます。失敗やマイナス面ばかりを先に考えては、気持ちが前に動きません。目標を明確にして、まずやってみる。その結果次第で次を考えまた実行する。愚直ですが、この繰り返しが確実な勝利の方程式です。

また、スペイン戦勝利の直後、監督が「一喜一憂しすぎるな!」といった言葉も心に深く残っています。「人生良い時もあれば悪い時もある。」シンプルですが誰もが納得する人生の真理です。「得意泰然 失意淡然」という言葉もあります。サムライに多くのことを学びました。

草原に転がるサッカーボールの写真

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