6月17日に、元龍門小学校校舎を活用して、「癒しの里きくち『きくち暮らし』移住・定住支援センター」を開所しました。少子高齢者社会を迎え中山間地他では空き家が目立つ一方、都市部では自然豊かな里山での生活を望む人が増えています。
定住支援センターは、空家と移住希望者を結びつけて人口増と活性化につなげることが目的で、地域おこし協力隊3人が常駐します。うち2人は空き家調査や個別の移住あっせんを担当し、残り1人は子どもや高齢者向けのアート教室や地域歴史文化の掘り起しなど、文化を切り口にした地域活性化を手がけます。
このような本格的な現地体制化は珍しいことから、先日の開所式ではテレビ新聞各社から取材を受け話題となりました。閉校後2年間、人影の絶えた校舎に灯がともり、若いスタッフの姿が見られるようになり、「校舎に旗が揚がると気持ちが明るい」と住民の方が言われました。
校舎自体は単なる箱ですが、人々が集うことからアイデアが生まれ活気につながります。これまでは義務教育の場、これからは無限の可能性。空き教室がどう変わっていくか楽しみです。市民の皆さんもぜひ活用してください。