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市長メッセージ

Message from the Mayor

市長からのメッセージvol.135 世界が気付いた「癒しの里」

2025年07月01日

 「民泊」という言葉をご存じでしょうか?「民宿」と言えば、比較的小規模の宿泊業を指しますが、「民泊」は一般の民間の方が、自宅の部屋を使って旅行者に宿泊や食事を提供し、対価をいただくもの(宿泊業の許可が必要です)。夕・朝食付きが一般的ですが、外国人客は朝食のみも多いようです。家族的雰囲気の中で、地域の暮らしを直接体験できるため、都市部や外国からの観光客に人気です。

 菊池市でも10年前から民泊を積極的に推進しています。菊池の自然美と温泉・食の素晴らしさ、温かいおもてなしなどがクチコミで広がり、特にコロナ禍以降は宿泊客のほとんどが海外客とのこと。台湾やアジア各国をはじめ、特にヨーロッパ各国からのお客さまが多いそうです。

 先日、民泊をされている方々から次のようなお話を伺いました。「国籍にかかわらず全員に共通する感想は、菊池の自然への大絶賛。菊池渓谷はもとより、私たちが見慣れた山々や川の流れ、村落と神社の静かな佇まい、手入れされた田畑の広がり、桜や紅葉など、どれもが美しく癒される。また、ホスト(宿主)家族との散策と語らいが忘れられない思い出となり、翌朝の出立時には涙の抱擁となる方もいる」とのこと。まさに菊池の国際化の最前線です。ホスト家族にとっても、現金収入だけではなく、文化の違うさまざまな国の人々との交流が、とても楽しく生きがい。言葉の壁は無用の心配とのことでした。

 台湾の台南市からは、高校生の菊池での民泊修学旅行の希望も寄せられています。ご興味のある方はぜひ、新しい体験を楽しんでみませんか。市も全力で応援します。


民泊の交流の様子

民泊の交流の様子

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