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韓国発見シリーズ76 「人生100歳時代で変わった結婚適齢期」

2020年11月01日

1980年代、韓国で結婚適齢期は男性26~28歳、女性23歳~25歳だった。しかし、最近の新聞記事では韓国人の結婚適齢期は男性38歳、女性34歳だそうだ。私は1998年に33歳で結婚したが、その当時でも結婚が遅いと母から小言を言われた。韓国は儒教的思想が強く結婚は絶対必要と考えられてきただけにずいぶん晩婚が進んでいる事に正直驚いた。統計上では男性は平均33,37歳、女性は30,59歳だが、結婚式の費用や就職し社会生活に適応する時期を考慮すると、男女それぞれ38歳、34歳程度で結婚するのが無難だと見ているという。

記事では晩婚化について2人の例を紹介していた。 36歳の男性Aさんは「結婚はまだ他人事のようです。両親は私が就職した途端、結婚の話を始めましたが、やっと就職できたとホッとしたのに次は結婚か…と思いました。結婚費用や新居の費用のために骨折って働かなければならないのに…」

職場生活10年目という34歳の女性Bさんは、どうせ遅くなっているのだから結婚は急がないと言った。「結婚費用はこれまでの貯金で問題なさそうです。でも正直、今すぐ結婚しても、36歳で結婚しても、遅いことに変わりはないので、あまりこだわらないようにしています」

結婚問題専門家は、男性38歳、女性34歳くらいになると、仕事に慣れ、経済的にも安定し、心に余裕が生まれるので晩婚でも良いという。熱い感情的な恋愛というよりは安定感のある男女関係を築けるともいう。ゆっくり準備し、十分に考えた上での結婚は大抵幸せに暮らせるそうだ。

車の運転の初心者は高級車を運転しても事故を起こしやすいが、ベテラン運転手は中古車を運転しても安全に運転する。そのように考えると、自分の考え方が落ち着いて社会に適応していく人生のベテラン男性38歳、女性34歳くらいが情緒的な面では結婚適齢期だと言えそうだ。 大切なのはいつ結婚するかではなく、結婚生活をどう送るかだろう。

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