人は変わることができる
社会を明るくする運動
7月は法務省が推進する「社会を明るくする運動」の強化月間です。この運動は「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」をスローガンにしています。今年度のキャッチフレーズは「想う、ときには足をとめ。」です。法務省作成ポスターには素敵な詩が添えられています。詩は次のような言葉で終わります。
私たちの「待つ時間」は、きっと誰かの「変わっていく時間」。
人は変わることができる
この詩に書かれているのは「人は変わることができる」ということです。2021年に菊池市で大きな部落差別事件を起こした企業は、その後大きく変わりました。代表の方は「私自身は(中略)差別問題の解決に向けて取り組んでいる会社の代表として、堂々と生きていこうという気持ちになっております。」とおっしゃっています。今では、ともに差別をなくしていく私たちの大事ななかまになっています。私たち菊池市職員も、この部落差別事件を通して変わらなくてはならないと歩みを進めています。
そこで創りあげたのが「菊池市人権未来都市宣言」です。この宣言の中で「いまだに部落差別をはじめ、女性、子ども、高齢者、障がい者、外国人、性的マイノリティ等に対する偏見や差別、人権侵害などさまざまな問題が後を絶たない」と謳っています。社会の中には、まだまだ多くの差別が存在し、その中で苦しんでいる人がいます。
差別はなくせる
私は、このような差別をなくしたいと思っています。なくせると思っています。それは「人は変わることができる」からです。
「社会を明るくする運動」をきっかけに、さまざまな差別をなくす運動に繋げていけたら素敵なことだと考えています。人を信頼し、尊敬し、私たち自身も変わっていくことで必ず差別はなくせると信じています。ともに歩みを進めていきましょう。
第74回”社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~広報ページ
(文責:地域人権教育指導員 平井靖彦)