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人権・同和教育シリーズ242

2025年10月01日

女性に対する暴力をなくす運動バナー   


 

女性に対する暴力をなくす運動

みなさんは「女性に対する暴力をなくす運動」をご存知でしょうか。毎年11月12~25日(女性に対する暴力撤廃国際デー)までの2週間、全国で様々な取組が行われます。

DV(ドメスティック・バイオレンス)や職場でのセクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為、SNSでの誹謗中傷など女性に向けられる暴力の形は多様です。

DVについてはご存知の方も増えてきました。「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」のことを言います。

「これってDV?」と思ったら

県内の女性相談センターにおける相談状況(令和6年度データ)によると、相談件数の約2割が、そして、本市の女性相談では約6割がDVに関する相談であり、多くの方がDVによる被害を受けていることが分かっています。

私自身、以前、知り合いから「夫の怒鳴り声を聞くのが怖くて家に帰るのが辛い」といった相談を受けたことがありました。彼女は身体に傷を負っていたわけではありませんが、日々の暴言や生活を細かく制限されることに心をすり減らしていました。

「DV」というと、殴る・蹴るといった身体的暴力をイメージしがちですが、実際には「お前は何をやってもダメだ」等の言葉による精神的暴力や、少ない生活費を渡し、足りなくなってもお金を渡さない等の経済的暴力、嫌がるのに性的行為を強要する等の性的暴力があり、これらは、表面化しにくい形で深く人を傷つけます。

こうした被害にあった時、多くの方は「何もできない自分が悪かった」と自分を責めたり「自分が我慢すればいい」と思い込んだりしてしまいます。しかし、暴力は決して許されるものではなく、紛れもない犯罪です。

一人で悩まないで

被害を受けている方はもちろん、周囲で「おかしいな」と気づいた方も、まずは一人で抱え込まずに声を上げることが大切です。

「助けてくれる人は誰もいない」と思っていませんか。子どもの安全や就学の問題等が気にかかり、自分を守ることや逃げることに踏み切れないでいませんか。誰にも相談できずに悩んでいませんか。

本市や様々な機関で、DVや女性への暴力に関する相談窓口が設けられています。どこにでも相談でき、秘密は守られます。

まずは、「暴力は犯罪である」という当たり前の意識を、家庭や職場、地域の中で共有し、この運動の期間に、今一度ご自身と周りを振り返り共に「暴力のないまち」をめざしていきましょう。

文責:人権啓発・男女共同参画推進課男女共同参画推進係


菊池市の相談窓口

ひとりで悩まないで!~男女共同参画専門委員にご相談ください~

専門委員(弁護士とカウンセラー)が対処いたします。

【弁護士】偶数月第3金曜日

【カウンセラー】奇数月第3水曜日

詳細・ご予約は以下の記事より

ひとりで悩まないで 〜菊池市男女共同参画専門委員相談〜【令和7年度年間日程】(サイト内リンク)

予約専用フォーム:https://logoform.jp/form/fJeH/942590

お問い合わせ先:総務部人権啓発・男女共同参画推進課男女共同参画推進係

TEL:0968-25-7210

FAX:0968-25-5720

DV・女性の悩み相談~女性相談支援員にご相談ください~

健康福祉部子育て支援課内相談室

TEL:0968-25-1399(直通)


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