吉永さんご夫妻について
正太郎さんは玉名市出身、妻の理恵さんは奈良県のご出身です。
菊池市隈府の中央通りにて、「COSMETIC&ESTHETIC ATENARI」を営んでいらっしゃいます。
※店名である「ATENARI(あてなり)」は日本の古語で「品のある美しさ」という意味。
これまでの経緯を教えてください。
東京に18年いて、メイクアップアーティストをしていました。
皆さんご存じの著名な芸能人の方々のメイクを担当していましたよ。
その後、熊本で化粧品店をしたいという思いがあったので、妻と共に地元の玉名市に帰ってきました。
菊池市に移住したきっかけは?
今のお店は、元々菊池市で60年くらいお店を営んでいた「イタイ化粧品」さんだったんですけど、ぼくの実家も玉名市で昔から化粧品店を営んでいたので、イタイさんとはお付き合いがありました。子どもの頃はここに遊びにきたりもしていましたよ。
そんなイタイ化粧品のオーナーさんからある日突然電話がかかってきて、「うちはもう後継ぎがいないから、うちの店をぜひ使ってくれないか」と頼まれたんです。
昔からお付き合いのある方だったし、熊本でお店を出したいと思っていたので、特に菊池市に住みたいからではなく(笑)、ここで化粧品店を開くことになりました。
お店をオープンしてどうでしたか?
2018年2月にオープンしたんですけど、オープン前から時々お店を開けたりもしていたし、ご近所には挨拶回りもしていたので、地域の人たちはとてもよくしてくれました。
ただ、以前からイタイさんに通っていたお客さんたちは最初は冷ややかな態度をされたこともありました。「昔の店の方が良かった」なんて言われたりしましたね。
でも、こちらから積極的にコミュニケーションを取るようにしていったので、だんだんと信頼関係が生まれてきましたね。今ではすごく良い関係性が築けています。
菊池市に住んでみてどうですか?
とにかく飯が美味い!肉も美味い!おかげで菊池に住んでめちゃめちゃ太りました(笑)
それから最初は距離があった地域の人たちも仲良くなればものすごく良くしてくれます。
よその地域に比べても人が温かいなと感じますね。
お店にご飯持ってきてくれたり、野菜を持ってきてくれたり、ありがたいです。
この辺りだけなのかもしれませんが、主要機関が集中しているので、仕事も生活もかなりしやすいですね。市役所も近いし、銀行も郵便局も病院も近くて、お店を出すならこの隈府の商店街はすごくオススメですよ!
バドミントンで地域貢献。
実は高校までバドミントンをバリバリやっていたので、その経験を活かして地域のジュニアバドミントンチームのコーチをしています。
最初は大変でしたけど、今はだいぶ力がついてきて、県の強化選手になる子も現れました。
実をいうと、妻はぼくよりもっとすごくて、バドミントンの国体で3回優勝するくらい日本を代表するような選手だったんです!
最近では、他の学校からもコーチの依頼がきているので、現在検討中です。
地域の高齢者の見守り活動も。
うちでは菊池市内でお店に来れない高齢者向けに化粧品の配達もしているんですけど、一人暮らしのおばあちゃんが多かったりするので、見守り活動も一緒にやっているんです。
こんなに暑いのにクーラーを付けずにいる方も結構いるので、クーラーを入れてあげたり、前には倒れているおばあちゃんを救護したこともありました。
おかげで、帰りには野菜とかたくさんもらって帰ってます(笑)
その他、「スマホの使い方が分からん。家族は誰も教えてくれんけん。」と言って、お店に来るおばちゃんもいますが、ぼくが代わりに設定してあげています。この店、ケータイショップではないんですけどね(笑)
これからどんなお店にしていきたいですか?
実は菊池市はコスメや美容にとても意識が高いまちなんです。
以前公表されていた調査データでは、熊本市に次いで2番目にコスメや美容への支出が多いのが菊池市なんですよ。
うちのような化粧品店は高いというイメージが付いていますが、それを払拭して、ぜひたくさんの方に足を運んでもらいたいですね。ここではカウンセリングもしながらじっくり商品を選んでもらうことができますし、わざわざ百貨店まで足を運ぶ必要もないので。
今後は男性用のコスメも扱う予定なので、男女問わず利用していただけるとありがたいです。
そして、菊池の人により一層キレイになってもらいたいですね。
今後菊池に移住して起業を考えている方に一言!
ぜひお店を出すなら、この隈府の商店街で!
出店お待ちしています!
※ちなみにお店の中にはたくさんのサボテンが飾られています。正太郎さんの趣味で集められたこだわりのサボテン。ぜひお店に行かれた際には、チェックしてみてくださいね。