増え続ける空き家問題
上図は、日本全国の空き家数の推移です。ご覧の通り30年以上空き家は増加傾向にあり、おそらく今後も増え続けるであろうといわれています。勿論、菊池市もその例外ではありません。
849万戸(2018年)という数がピンとこない方には、「全住宅のおおよそ7戸に1戸が空き家」と言い換えれば、その深刻度を分かっていただけるかと思います。
どこからが空き家なの?
年に数回利用したり、倉庫として利用中でも、普段住んでいなければ、そこは「空き家」です。そこで生活していなければ適切な維持管理は難しく、維持管理が出来なくなると、家屋が傷みやすくなるだけでなく、様々なトラブルの原因となります。
「家の将来」と「家族の将来」に関して話し合う機会を作りましょう
「子供が将来帰ってくるかもしれないから・・・」という言葉を地方都市ではよく耳にしますが、その考えをお子さんにはちゃんと伝えてあるのでしょうか。残念ながら地方へのUターン率はけっして高くないのが現実です。
一度「家の将来」についてご家族で話し合ってみませんか?
空き家の利活用や、相続・登記のことなど、いずれ自分たちで決めないといけないことは、なるべく早く決めておかれることをおすすめします。家の将来を話すことは「家族の将来」を話す良い機会にもなると思います。
最後に、国土交通省がとったアンケートで空き家にしておく理由の第1位は、
『 物置として必要だから 』
ウラを返せば、『 片付けるのが面倒だから 』なのかもしれません。