緊急情報はありません

日本遺産

Heritage of Japan

深掘り!菊池川流域日本遺産エピソード~伝説と文化をたずねて~①

2026年04月01日

阿蘇外輪山を源流として、有明海へと注ぐ熊本県北の大河・菊池川。その流域には、二千年にわたる米作りの営みによって刻まれた、大地の記憶が随所に受け継がれています。平地には古代から伝えられる条里制による地割が広がり、山間部では高地での米作りを可能にした井手(用水路)や美しい棚田が存在します。また、海辺では干拓によって広大な農地が造られ、地域の歴史を物語っています。

これらの土地利用の痕跡は菊池川という一つの河川の流域内に凝縮されており、私たちは歴史の移り変わりを身近に感じることができます。さらに、豊穣の地に根付く賑やかな祭りや、地域特有の食文化といった無形の伝統文化も息づいています。菊池川流域は、日本の米作り文化の発展を物語る縮図であり、その歴史的な景観から農業がもたらした芸能や食の魅力に触れることができる特別な場所といえるでしょう。このような地域文化の豊かさは「米作り、二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~」というテーマでまとめられ、平成29年に日本遺産として文化庁から認定されました。

菊池川流域日本遺産について、その魅力をより深く知っていただくため、地域外にあまり知られていない様々なエピソードを紹介していきます。

トップへ戻る