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日本遺産

Heritage of Japan

深掘り!菊池川流域日本遺産エピソード~伝説と文化をたずねて~③【弥生時代の大規模集落】

2026年06月01日

全国的に米作りが始まった弥生時代は、その中期から後期にかけて集落の規模が大きくなり、人口も増えてきたことが遺跡の発掘調査から推定されています。

最近の調査事例として、玉名市が平成24 年から発掘調査を行った大原遺跡(玉名市岱明町野口)では、竪穴建物128 棟、掘建柱建物6 棟など弥生時代から古墳時代にかけての遺構が重なるような状態で多数確認され、ここには当時、大規模な集落があったことが分かりました。

大原遺跡は、菊池川下流域右岸の有明海を望む標高15m程の台地上にあります。その周辺は弥生時代から古墳時代にかけての遺跡が特に集中しており、木船西遺跡、下前原遺跡、塚原遺跡、年の神遺跡、山下木佐貫遺跡、南大門遺跡、東南大門遺跡があります。これらの遺跡からは竪穴建物や大型円形竪穴建物が確認され、また、廃棄土坑からはマガキ、淡水のタニシ類、干潟のウミニナ類などの貝類、魚類、鳥類、シカやイノシシなど哺乳類の獣骨が出土し、当時の食料採集場所や食生活の一端を知ることができます。

現在この一帯は、市道岱明玉名線が通り新しい住宅が立ち並ぶ住宅地になっています。

 

山鹿市にある国指定史跡「方保田東原遺跡」は、史跡の一部が芝生公園として整備されています。また、国指定になっている出土品は、隣接する山鹿市出土文化財管理センターなどで見ることができます。



大原  大原遺跡 


 


塚原


塚原遺跡


 

家形  家形土器 


 

青銅   青銅器


 

弥生   土器(弥生時代)


 


 

  

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