令和6年2月25日、菊池市泗水町田島の田島菅原神社の春の大祭で市指定無形民俗文化財「田島菅原神社神楽」が奉納されました。
この日は地区の代表の方が集まって神事、玉串奉納を執りおこなった後、鈴と榊をもった舞手が笛の音にあわせて「散座(さんざ)」を舞いました。
田島菅原神社神楽は明治時代の初めころに始められ、途中で途絶えましたが、地元区(田島一区、田島二区、猪の目区、岡区)の方々の尽力により復活し、現在まで継承されています。舞は熊本市の高橋稲荷神社から伝授された岩戸神楽の流れをくむといわれています。
奉納は毎年春(2月)と秋(11月)の大祭、風鎮祭(ふうちんさい)(8月)、年賀行事(12月)に行われ、また、地区の保育園で神楽を教えるほか、奉納時に小学生を招待するなど後継者育成にもはげんでおられます。
田島菅原神社
散座を舞う舞手