令和6年1月27日(土)、北宮区の北宮阿蘇神社で、地域の皆さんの他、菊池広域連合北消防署、自主防災組織、消防団による消防訓練が実施されました。
毎年1月26日は文化財防火デーです。昭和24年1月26日に、奈良県斑鳩町の法隆寺の金堂が炎上し,壁画が焼損したことを契機に文化財保護法が制定され、毎年1月26日を中心に全国で文化財防火運動が展開されています。
昨年10月20日に北宮阿蘇神社を含めた菊池氏遺跡について国指定文化財にふさわしいとの答申がなされたことから、今年は北宮阿蘇神社での消防訓練が実施されました。
社殿から出火したとの設定で、まず地域の自主防災組織、消防団による消火活動、つづいて消防署による消火、けが人の救助の訓練が行われました。地域の皆さんは、真剣な面持ちで訓練に参加されていました。
その後は地元の方々への菊池氏遺跡国指定の説明、消火器の取り扱いの訓練などが行われました。
訓練に参加した桟敷野北宮区長さんは「大切な文化財を地域で守っていきたいと思う」と語られました。また北宮阿蘇神社の佐藤宮司さんは「文化財を守っていくのに、地域の方々のご協力は欠かせない」と、地域の皆さんの理解と協力に感謝されました。
放水の訓練の様子
けが人救助訓練の様子