菊池市をはじめとする菊池川流域3市1町(菊池市、山鹿市、玉名市、和水町)は、「米作り、二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲物語』~」をテーマに、平成29年に日本遺産に認定されています。
認定から6年が経過したことから、これまでの実績と新たな地域活性化計画について文化庁や専門委員会による審査が行われた結果、日本遺産認定が継続されることとなりました。
今後も、より多くの方に菊池川流域日本遺産を知っていただけるように、日本遺産を活かした観光事業や普及啓発事業等を行っていきますので、ご協力をお願いします。
菊池市の構成文化財としては、菊池渓谷、鞠智城跡、菊池川流域の灌漑施設、菊池の松囃子、菊之城跡、正観寺・菊池五山、冨田式暗渠排水技術、玉祥寺このみや踊りなどがあります。詳しくは、菊池川流域日本遺産HP(https://www.kikuchigawa.jp)をご覧ください。
菊池川流域日本遺産のストーリー
「米作り、二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~」
菊池川流域には、二千年にわたる米作りによる大地の記憶が残っている。
平地には古代から受け継がれた条里、山間には高地での米作りを可能にした井手(用水路)と棚田、そして海辺には広大な耕作地を生み出した干拓。米作りを支えた先人たちによる土地利用の広がりが、今も姿を留め、その全てをコンパクトに見ることができる。
更に賑やかな祭りや豊かな食という無形の文化も息づくなど、菊池川流域は古代から現代までの日本の米作り文化の縮図であり、その文化的景観や米作りがもたらした芸能・食文化に出会える稀有な場所なのである。